風力発電の被害を考える会 わかやま

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風力発電建設計画について 県と話し合いの場を持ちました。

2021-10-01 07:51:53 | 風力発電事業計画
 

2021年5月19日、風力発電建設計画について

県担当職員と話し合いの場を持ちました。


和歌山では、現在、いくつか風力発電の建設計画があります。そのうち次の二つの建設計画について、先日、住民対象の説明会が行われました。

  仮称)DREAM Wind和歌山有田川・日高川風力発電事業(3200㎾×11基建設予定

  仮称)中紀第二ウインドファーム事業(4300㎾×12基建設予定) 

   事業者側からは「計画通り工事を進めていけば自然環境は守れます。風車から民家まで1000ⅿの距離を置くので地域住民に被害は及ぼしません。地域は潤います。安心して任せてください。」というような内容の説明がありました。

    当会の調査では、風車と被害者宅の距離は1000㎾では650ⅿ、1300㎾では1100ⅿ、2000㎾では1400ⅿと風車が大きくなるにつれ、被害範囲が拡大する傾向があること、集落人口の約2割の住民が被害症状に悩まされていることなどがわかっています。

    今年4月に運転開始した中紀第一ウィンドファームの2100㎾の風車*でも、風車から1500ⅿの距離の民家で健康被害が発生しており、今回、建設予定されている3200㎾や4300㎾の巨大風車では、さらに広範囲に影響が出ることが予想され、民家から1000mの距離では健康被害発生は必至となります。

    周辺住民は巨大風力建設により自然環境が破壊され、健康被害が発生することを危惧しており、問題点の多い事業者の説明は不安を払拭できるものではありません。風力発電建設に対する住民の皆さんの声を聞いていただきたく、県・担当職員との話し合いの場を持つとともに、県知事への申し入れ書を届け、風力発電建設計画の中止を求めました。

    「2008年に広川町・由良町に風力発電1000㎾の風車が16基建てられ、自然環境を著しく破壊し、集落で静かに暮らしている人々の健康や命を蝕んできました。その後も次から次へと木が切り倒され山が削られて大型風車が建ち並ぼうとしています。県民の命や財産を守るのは県行政の責務です。県民の財産を踏みにじり、地域集落の人々の命や健康をむしばむ風力発電建設はこれ以上和歌山の山並みには要りません。白馬山脈の大型風力発電所建設の計画を中止してください。」

写真:中紀第一ウィンドファーム より

写真:中紀第一ウィンドファーム https://cosmo.eco-power.co.jp/wind_power/chuki.htmlより

以下の写真は、google3Dから

 


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