猫ブログ:高円寺 Cat Museum

世界一流の猫の置き物や工芸品、『長ぐつをはいたねこ』をモチーフとした作品や猫のトランプなど、コレクションを写真で紹介

プール・ポッタリーの猫のプレート:その1

2006-03-28 | 世界の工房の猫たち
これから6回にわたり、白地に藍で描かれたプレートをご紹介しましょう。
この6枚のプレート・シリーズは、イギリス、ドーセットにあるキングストン・レーシー・ハウス内、サーバント・ホールに掛けられている猫のプレートのレプリカです。
オリジナルは1888年頃ハンド・ペイントで作られました。
キングストン・レーシー・ハウスはナショナル・トラスト所有の建物で、同社の依頼により、1990年、プール社がレプリカを制作。
レプリカと言えども、もう市販されていません。
最初にこの10インチのプレートを見たのは、イギリスのオークション。
白地に藍の単色で描かれた猫がどれも魅力的で、早速ビッドしましたが、相場を知らないために、一枚もゲットできずに終りました。
以来、ずっと探し続けたのですが、もともと数が少ないためか、なかなかオークションに掛からず、半ば諦めていました。
ところが、ようやく6枚がセットでオークションに登場。
6枚全てを落札するつもりで、思い切ったビッドをしたのですが、手に入ったのは2枚だけ。
それでも諦めず探しては入札を続け、ようやく6枚全てを揃えることができました。
陶器自体は、ことさら高品質というわけではないのですが、このプレートは、数ある猫モノの中でも異彩を放っています。
藍という色のためか、描かれた猫のモチーフのためか、あるいは構図のためか……心を鷲掴みされたようなインパクトを持つプレートです。