NDXC BLOG

名古屋にあるBCL(海外放送を聴いて楽しむ趣味)のサークル「名古屋DXersサークル」のブログです。

海外日本語放送でPLC反対意見が紹介される

2005年11月14日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
熊本のBCLの方からメールを頂き、転載して欲しいとの事ですので、遅くなって申し訳ありませんが、下記に転載します。
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11月11日のイラン・イスラム共和国国際放送ラジオ日本語「金曜広場」で、リスナーのPLC反対意見が読まれました。同放送ラジオ日本語は、昨年の一 時期、短波放送から撤退しインターネット放送のみになりましたが、短波放送でないと聞くことのできない多くのリスナーから短波放送復活の意見が寄せられ て短波放送の重要性を再認識し復活に至ったという経緯があります。同局ラジオ日本語では、「対応を協議」しているところだそうです。
以下のURLで、同局「金曜広場」の放送内容が見れます。

http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/kinyou1111.htm

同サイトではオンデマンドでも1週間ぶんの放送を聞けます。
以下のURLにリスナーのPLC反対意見とアナウンサーのコメント部分をmp3でupしました。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~mitu/20051111iribweb.mp3

11月10日のベトナムの声日本語「おしゃべりタイム」にて、PLC反対意見のメールが紹介されました。アナウンサーも、短波放送が聞けなくなるPLC を支持することはできないというコメントを言われています。以下のURLに、該当部分をmp3でupしておきます。(約2分半)

http://www5a.biglobe.ne.jp/~mitu/20051110vov12020.mp3

※同局では11月3日にもリスナーのPLC反対意見のお便りを紹介しています。

総務省へコメントの提出方法(追記)

2005年11月03日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
電子メールアドレス: densyo@soumu.go.jp

総務省総合通信基盤局電波部電波環境課 あて
メールの件名に、「PLC意見の提出」

意見提出期限:
平成17年11月21日(月)午後5時(必着)
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いちばん簡単な方法。
書式は、http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051021_1.html に従い、メールに直接意見の内容を1000文字以内で書き込み提出。

意見の例として、下記の簡単なものでも大丈夫です。
「PLCモデムを使用した時の雑音だらけのラジオを聴きました。
ラジオにノイズが入るのは困ります。実用化するならばノイズの出ない方法でやってください。」

また、このブログにあるパブリックコメントの意見例(1)-(16)からいくつか選んでつなぎ合わせて、反対意見が明確になるように文章を作っていくことでもいいです。

パブリックコメントは専門家でなくて一般の人に宛てた意見募集なので、専門的で難しく書く必要性も無いです。多忙や意見募集の資料が難解で反対意見が書きにくい方は、この方法を参考にしてください。

難しくて書けない、難しいことを考える暇がないから書けない、単に忙しいから書けないという方がいると思います。このままでは、声無き反対意見になって、結局、ブログや掲示板での盛り上がりの割には、反対意見は少なかったという結果になり、PLCが推進する方向で事が進むことになることを危惧しています。

※ちなみにPLCで雑音だらけになった「ラジオNIKKEI」の音(MP3)


パブリックコメント意見例(11)

2005年11月03日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
PLC系からの漏えい電波の許容値案はコモンモード電流で規制しているが、漏えい電波の電界強度で規制すべきである。規制案値を電界強度に置き換えると無免許で使える微弱電波の強さとほぼ同じである。この強さはワイヤレスマイク等として一般に使われている位に強く、2-30MHzという超広帯域での雑音電波の発射を一部電気メーカーの利潤の為に許してはならない。

パブリックコメント意見例(10)

2005年11月03日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
PLC(加害者側)と無線ユーザー(被害者側)の共存を検討する場合、被害者が納得できるPLC運用条件を設定して検討すべきである。しかるに研究会は共存条件案の算出に当たってはPLC推進側に都合の良い各種データを取り込んでいる。
 例えば研究会は田園環境でのノイズを高く見込んでいる。田園地帯では21MHz以上30MHz以下では自然雑音は皆無に近い。又。建物による遮蔽効果も極端に高く見込んでいる。木造家屋では14MHz以上30MHz以下では遮蔽効果は殆ど無い。研究会は鉄筋コンクリートビルでは-27dBと大きく取っているが、住宅であれば窓による開口面がビル全体にあり遮蔽効果は低下するのにこのような極端な数値は公平ではない。
 さらに隣家との離間距離が都会地で10mとは推進側に有利になる数値である。

パブリックコメント意見例(5)

2005年11月03日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
「高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案に係る意見の募集」に関し、意見を提出します。

短波放送受信者の立場を脅かすことと、環境保護の観点から共存案の許容値に反対を表明します。

推進者側は、短波放送によらずともインターネット放送で代替できると言っているが、現状ではまだ一部国際放送局が実施しているのみで全体の1%にも満たない。またこのことは屋内PLCで短波放送が聴けなくなることを承知していることになる。この自家障害に対しては考慮しないとしている。簡単な手段で世界中の放送が受信できる貴重な短波放送、その既存のインフラを潰しかねないPLCを導入することには反対である。

現状でも周辺雑音はあるのだからそのレベルまでは認めてはとの意見もあるが、この考えは到底受け入れられない。これは街はすでにゴミで汚れているのだからそこまでは汚してもかまわないと言うのと同じである。現在の雑音レベルを少しでも下げるよう努力して短波放送を聴いているのに、これにPLCの雑音が加わることは耐え難いことです。自然環境を取り戻そうとしている今、電波環境だけ雑音レベルを引き上げることは許されません。

以上