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名古屋にあるBCL(海外放送を聴いて楽しむ趣味)のサークル「名古屋DXersサークル」のブログです。

パブリックコメント意見例(1)@裏のDXer

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
PCL に対する案について、意見を述べさせていただきます。

私は、海外から日本向けに行なわれている国際放送を始め世界各国から放送されている短波放送を楽しんでおります。

この度の案は、PLC の規制値について、多角的な面から検討されたものであることは、こういったことに素人な私でも多少は理解できます。

しかしながら、最終的にこの案の基調として、『 現在ある雑音レベル以下であれば雑音を出しても構わない 』 という考え方があるのは、納得できません。

私は、街中に住んでおりますが、クリアな短波放送を楽しむために、現在ある雑音を減らす努力をしております。
具体的には、数万もするノイズの影響を受けにくいループアンテナを使用したり、1 万円近くする電源ノイズフィルタを幾つも使用したりしております。

こうして、現在の雑音レベルを少しでも下げるよう苦労しつつ、短波放送を楽しんでいるわけですが、折角苦労して雑音レベルを下げているにも拘わらず、ここに低減できない PLCの雑音が加わることは、耐え難い物があります。

実際、PLC がどの程度の雑音となるのかは、今回の報告では素人には判りずらいものではありますが、PLC がどのような使われ方をするにせよ、今あるレベルまでが規制値、或いは、現在ある雑音より多少低いレベルが規制値というのであれば、それが私の楽しんでいる放送の聴取に影響を与えるものであることは容易に推察できます。

基本的に、PLC に限らず電子機器の発する雑音は、どのような周波数帯においても他へ影響を及ぼさない自然雑音以下のレベルに押さえられるのが当然だと考えますし、何より 『 現在ゴミがあるから、そこに多少のゴミを捨てても構わない 』 という
ような規制値の決め方は、恥ずかしくて子供に説明できない理屈であることは明白で、とても大人の決め方とは思えません。

もし、PLC が認可されるのであれば、このような子供に説明できない理屈ではなく、もっと明白に 『 他に影響がない 』 ことを示す規制値で認可されるべきで、このような恥ずかしい理屈を元として規制値が決められた PLC には、反対いたします。