西岡デンドロ・いちご園

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アスパラガス 全刈り バーナー処理

2010年12月19日 17時40分24秒 | 日記
アスパラガスの今シーズの管理がいよいよスタートです。

秋の収穫を10月末に終了し、寒さに当てて、「黄化処理」をしていました。



「黄化処理」という言葉は初めての方も多いかと思います。
「黄化処理」というのは、アスパラの葉で作られた養分を根に移動(転流)させ、根(貯蔵根)に貯蔵させる処理のことです。その結果、緑色だった葉は黄色くなりますので、この作業の事を「黄化処理」といっています。

12月14日、15日の2日間で、アスパラガスの茎を根本から完全に刈り取りました。
この作業を「全刈り」と言いますが、地上部の茎葉を刈り取ることにより、何らかの刺激が与えられるのか、新芽の出が揃いやすくなります。

次に「バーナー処理」です。12月16日、17日の2日間かかりましたが、のべ16時間位かかる結構疲れる作業でした。
火力のある灯油バーナーで落ち葉や籾殻を消却しますが、表面だけで中までは余り焼けません。



何のための作業かというと、ある程度の方が想像できるかと思いますが、「野焼き」の効果と同じです。地面の上にある病原菌、害虫、雑草の種子などを消却し、健全な新芽を出させるための作業です。



上の写真は「バーナー処理」の途中で撮った写真ですが、未処理の所は落葉や籾殻のうす茶色をしていますが、処理済みのところは黒く炭の色をしています。

表面の異物(落葉等)が焼けて無くなり、きれいに黒くなっていますので、気分も何だかきれい(清潔)になったような気がします。(実質的にも、病害虫が無く、きれいになっていないと困るのですが・・・)


線香花火? 打ち上げ花火?

2010年07月24日 10時10分50秒 | 日記


和名:センコウハナビ(線香花火)
学名はハエマンサス ムルティフロルスといわれるヒガンバナ科の植物です。

この花の存在感はやはりその大きさ。
センコウハナビと名付けられていますが、よく言われる「打ち上げ花火」の名の方がピッタリといった感じです。

写真の花でも直径が20cm以上ありますが、大きな球根になり本当に力が付くと、直径が25cm位にもなります。そのようになると本当に存在感があり、圧倒される感じさえします。

ただ、残念なことに花火の名のように満開になった途端に枯れ始めます。
咲き始めからしても1週間の寿命と言ったところです。

この花には思い入れがあります。
20年近く前にタイに視察に行き、珍しい花を探しに花屋を回っていたのですが、ある花屋の店先にこの花を売っていたのです。

図鑑でしか見たことがない花でしたので、真っ赤で大きな花に本当にビックリしました。

今は日本でも販売しているところがありますが、その当時はまだ販売しているところがありませんでした。植物を国外に持ち出すのは大変なのですが、どうしても欲しくて1鉢買いました。

ホテルで土をキレイに洗い落とし(土が付いていたら国外には出せませんので)、空港で植物検疫を受けて日本に持ち帰ったのでした。

増やすつもりでは栽培していませんので、さほど増えてはいませんが、
毎年大きな真っ赤な花を咲かせてくれています。

一瞬の花ですのでなかなか人に切り花を差しあげる機会は少ないのですが、
ちょうど見かけたときには差し上げる事があります。

兎に角、その大きさ、綺麗さにビックリされます。
感動してもらうにはピッタリの花です。

交尾

2010年07月23日 21時00分00秒 | 日記
私の家の庭には30年を超す大きな金柑の木があります。

毎年沢山の金柑が実っていますが、半分以上はメジロやヒヨドリの餌になってしまっています。



観察はしていませんが、アゲハの幼虫は毎年よく見かけますし、羽化の瞬間を見ることもたまにあります。

ナミアゲハはセリ科の葉に卵を産み付けることが多く、ミカン類には余り産まないと書いてありましたが、餌がないせいでしょうか? 最近、金柑の木の回りをナミアゲハがさかんに飛び回っています。
ただ、警戒心が強いのか?見ている間は殆ど木に留まることもなく、カメラで捕らえることはなかなかできません。

ところが、ナミアゲハが交尾をして、ガーデニングデンドロに留まっているのを見かけたので、急いでカメラを取ってきました。いつも飛び回っていますので、写真を撮ることができないのではないかと思っていたのですが、飛び立ちません。(飛び立てなかったのかもしれませんが)

何枚か写真が撮れたのですが、最初は半身の体勢(体位?)でいたのですが、途中少し羽ばたき普通の体勢になりました。





アゲハは綺麗ですが、人間にとっては害虫になりますので、写真を撮った後殺そうかとも思ったのですが、至福の時を過ごしていましたので、今日のところはそのままにしておきました。

人以外の動物たちにとって、生きるための最大の目的は「子孫を残すこと」で、そのために最大限の努力を惜しみませんが、
この点は人間も少しは見習いたいものです。

人間は特別なもので、結婚も出産も自由にしたら良いと考えている方々も一部におられますが、
まず初めに「人間も動物(生物)」だと言うこと、「自分自身の存在」事態そこが原点だと言うことを忘れてはいけないと思っています。

あのナミアゲハはその後金柑の木に卵を産み付けたのでしょうか?


アスパラ だーい好き!

2010年07月22日 01時49分28秒 | 日記
アスパラガスは子供からお年寄りまで幅広い層で好まれる野菜です。

新鮮なアスパラガスは特に美味しいのですが、アスパラ狩りに来られたお客様で「今まで食べなかったお子さん」が美味しくてアスパラガスを食べるようになったという話を何軒かお聞きしました。

(勿論他の食物でも新鮮な物は特に美味しいのですが、なかなか食べる機会がありません。)

でも、アスパラガスを好きなのは人ばかりではありません。
写真の虫たちもやはりアスパラガスは大好きです。

コガネムシ


バッタ(種類は分かりません)


ハスモンヨトウ


勿論これらの虫たち以外にもスリップス(アザミウマ)、ナメクジなども好んでアスパラガスに付きます。

この中でも特にハスモンヨトウはアスパラガスが大好きなのか大発生します。
前の写真のように葉に付いてもアスパラの木が丸裸になりますので当然困りますが、少し発生したときも新芽に付いたときが一番困ります。食べられて出荷できなくなるからです。

下の写真はヨトウムシがやってきたばかりなのか少ししか食べ始めていませんでしたが、明日には食べられた場所から曲がっていますし、大きいヨトウムシの場合は先端を食べ尽くします。



私たちもアスパラガスは大好きなのですから、生きた状態で食べるアスパラはさぞかし美味しいのでしょう。

アスパラ大好きな虫の仲間達。

虫たちの気持ちは分かりますが、農家にとっては一番困る「害虫」の仲間達です。

いったいどれだけ伸びる?!ガーデニングデンドロ編②

2010年07月19日 02時37分44秒 | 日記
いつもの年だったら宮崎付近からだいたい梅雨明け宣言が出るのですが、
今年の場合は、南九州を除いて日本全国梅雨明けしたみたいですね。

予報通り?今日も一時激しいにわか雨が午前も午後も降りました。

先日ガーデニングデンドロの根が3日で約1cm、つまり1日に約3ミリ伸びたことになると説明しました。それが下の写真でした。



ただ、先日は3日間でしたので、15日後の根の生長を観察してみました。



15日間で約5cm。実に見事に計算通り。

なかなかこんなにピッタリいくことはありませんが、今年は結構続けて雨が降りましたので、写真観察をしていた根はとても順調な生育をして、途中で根の生長が止まることがなかったみたいです。

ただ、場所によっては(株によっては)途中で根の生長が鈍っているところもありました。

あとわずかで梅雨明けになり、暑い日々がやってくると、根の先端が乾燥して生長が止まってきたりします。
だから、ガーデニングデンドロの取付は梅雨前までにすませる方が良いのはそのためです。

でも、適期でなくても、来年の適期になって取付をするより、今取付をして管理をした方が早く良くなります。
「思い立ったが吉日」と言うことわざがありますが、その言葉通りの結果になります。