俺は長男で。
昔から上の兄弟が居る人たちが羨ましかった。
兄や姉・・・居たらいいのになぁとずっと思っていた。
いくつか理由が有るが、上の兄弟が居る人たちは面白いテレビやらネタやらを仕入れていることが多くて、意識が自分より早く広がっているような気がしていた。
それが羨ましくて。
まぁ、俺が妹達に良い影響を与えられたかどうかは置いといて、本題に。
漫画本は買ったことは有るけど、まだ『本』を買った事が無かった頃。
俺の世界を広げてくれる友達としてノリ君が居た。
ノリ君は一人っ子だったけど、近所に従姉妹が居てその従姉妹から色々な知識を得て、広い世界を持っていた。
初めて三国志の事知ったのも彼の影響だし、テレビにラジカセ繋いで「歌のトップテン」とか録音するようになったのも彼の影響だった。
さて、ある朝。ノリ君がランドセルから小さな本を矢庭に取り出した。
さりげなくその本を開き目を落とす。
なになになになになになそれ?
なんかカッコ良いんですけど~とノリ君に話しかけると、
「いつまでも漫画や児童書ばっかじゃダメだよ。高学年はさ、文庫だよ、ぶ・ん・こ。」
おおー。かっけぇ。
「ねえねえねえねえねえねえ、それ読み終わったら貸してよ。」
「仕方無いなぁ、読み終わったらな。」
とノリ君は再び本に目を落とす。
そのしぐさがたまらなくかっこよく見える。
教科書よりはるかに小さな文字、そしてはるかに長いストーリーを呼んでいる彼がたまらなく大人に見えた。
その後ノリ君から本を借りて読んだ。
そっからバカみたいに本を読む生活が始まった。
それをぼっと忘れていたのだけど。
今ネットという情報獲得手段を得て、その本って何だったっけ?とふと思った。
タイトルはうろ覚えだったけど、作者が誰だったのかすっかり忘れていた。
で、調べてみました。
「ロマンスパン伝説」著藤本ひとみ
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E2%80%95%E8%8A%B1%E7%B9%94%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%81%8B%E6%84%9B%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB-%E8%97%A4%E6%9C%AC-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BF/dp/4086108100/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1206178405&sr=8-2
http://www.geocities.co.jp/Bookend/3120/syou_fuji_kaori1.htm
そっかぁ~。
俺の初めてはコバルト文庫だったのかぁ~。
今思い起こすとなんであっこまでノリ君がカッコよく見えたのか謎だが、人生の転機になった事に違いは無いよね。
昔から上の兄弟が居る人たちが羨ましかった。
兄や姉・・・居たらいいのになぁとずっと思っていた。
いくつか理由が有るが、上の兄弟が居る人たちは面白いテレビやらネタやらを仕入れていることが多くて、意識が自分より早く広がっているような気がしていた。
それが羨ましくて。
まぁ、俺が妹達に良い影響を与えられたかどうかは置いといて、本題に。
漫画本は買ったことは有るけど、まだ『本』を買った事が無かった頃。
俺の世界を広げてくれる友達としてノリ君が居た。
ノリ君は一人っ子だったけど、近所に従姉妹が居てその従姉妹から色々な知識を得て、広い世界を持っていた。
初めて三国志の事知ったのも彼の影響だし、テレビにラジカセ繋いで「歌のトップテン」とか録音するようになったのも彼の影響だった。
さて、ある朝。ノリ君がランドセルから小さな本を矢庭に取り出した。
さりげなくその本を開き目を落とす。
なになになになになになそれ?
なんかカッコ良いんですけど~とノリ君に話しかけると、
「いつまでも漫画や児童書ばっかじゃダメだよ。高学年はさ、文庫だよ、ぶ・ん・こ。」
おおー。かっけぇ。
「ねえねえねえねえねえねえ、それ読み終わったら貸してよ。」
「仕方無いなぁ、読み終わったらな。」
とノリ君は再び本に目を落とす。
そのしぐさがたまらなくかっこよく見える。
教科書よりはるかに小さな文字、そしてはるかに長いストーリーを呼んでいる彼がたまらなく大人に見えた。
その後ノリ君から本を借りて読んだ。
そっからバカみたいに本を読む生活が始まった。
それをぼっと忘れていたのだけど。
今ネットという情報獲得手段を得て、その本って何だったっけ?とふと思った。
タイトルはうろ覚えだったけど、作者が誰だったのかすっかり忘れていた。
で、調べてみました。
「ロマンスパン伝説」著藤本ひとみ
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E2%80%95%E8%8A%B1%E7%B9%94%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%81%8B%E6%84%9B%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB-%E8%97%A4%E6%9C%AC-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BF/dp/4086108100/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1206178405&sr=8-2
http://www.geocities.co.jp/Bookend/3120/syou_fuji_kaori1.htm
そっかぁ~。
俺の初めてはコバルト文庫だったのかぁ~。
今思い起こすとなんであっこまでノリ君がカッコよく見えたのか謎だが、人生の転機になった事に違いは無いよね。