判じ物のようなタイトルだが、話題はそのままの内容です。
TPP交渉への参加是非をめぐって、日本の農業への影響が取りざたされました。関税によって辛うじて守られている日本の農業が、自由貿易化で壊滅するという論点です。
他方、携帯オンラインゲームと言えば、目新しい話題はゲーム運営会社の横浜ベイスターズ買収。新興企業の老舗球団買収は、他の球団の多くがその参加を認めるかが次の段階ですが、某古参球団の内紛の方が話題になりそうです。この携帯ゲームなどのオンラインゲーム市場は急拡大しており、その規模は一部報道によれば2010年で2365億円。凄い成長と規模です。
おなじ売上による市場規模でみると、日本の農業はwikipediaによればGDPベースの2009年で5兆3,490億円。全産業の1.13%に過ぎなくなっています。就業者比率はもう少し多くて全産業の3.7%、建設業についで2番目です。
両者の売上をみたときに、一つ言えることは、根幹となる第一次産業がいつの間にか娯楽の一ジャンルに過ぎないオンラインゲーム市場のたった20倍になっているという現実です。つまり農業政策の機能不全です。
縮小傾向だから日本の農業はどうでも良い、売上が多くなったからといってオンラインゲームの存在価値が高まる、と言うわけではない。農業、食の問題は全ての国民が関わること、一方ゲームは一部の愛好者による娯楽に過ぎない。農業は、売上にのらない流通部分があって、また農家は自家消費部分もあって数字に挙がらない規模があります。就業者比率がその点を示しています。
さらに農業は、食糧安全保障、食の安全、そして国土保全にも関わってきます。第一には食糧自給率に関わる話であり、また世界人口の増大を考えれば食糧確保は国家の課題です。第二には食糧の質の重要性という論点です。第三には農地が国土保全、治水や災害予防の観点です。
そうすると、TPP参加是非と言うよりも、日本の農業の再生こそが取り組むべき真の課題と言えます。TPPで壊滅するような農業に何故なったのか、どうすれば問題を克服できるのかといった論点が必要です。
TPP交渉への参加是非をめぐって、日本の農業への影響が取りざたされました。関税によって辛うじて守られている日本の農業が、自由貿易化で壊滅するという論点です。
他方、携帯オンラインゲームと言えば、目新しい話題はゲーム運営会社の横浜ベイスターズ買収。新興企業の老舗球団買収は、他の球団の多くがその参加を認めるかが次の段階ですが、某古参球団の内紛の方が話題になりそうです。この携帯ゲームなどのオンラインゲーム市場は急拡大しており、その規模は一部報道によれば2010年で2365億円。凄い成長と規模です。
おなじ売上による市場規模でみると、日本の農業はwikipediaによればGDPベースの2009年で5兆3,490億円。全産業の1.13%に過ぎなくなっています。就業者比率はもう少し多くて全産業の3.7%、建設業についで2番目です。
両者の売上をみたときに、一つ言えることは、根幹となる第一次産業がいつの間にか娯楽の一ジャンルに過ぎないオンラインゲーム市場のたった20倍になっているという現実です。つまり農業政策の機能不全です。
縮小傾向だから日本の農業はどうでも良い、売上が多くなったからといってオンラインゲームの存在価値が高まる、と言うわけではない。農業、食の問題は全ての国民が関わること、一方ゲームは一部の愛好者による娯楽に過ぎない。農業は、売上にのらない流通部分があって、また農家は自家消費部分もあって数字に挙がらない規模があります。就業者比率がその点を示しています。
さらに農業は、食糧安全保障、食の安全、そして国土保全にも関わってきます。第一には食糧自給率に関わる話であり、また世界人口の増大を考えれば食糧確保は国家の課題です。第二には食糧の質の重要性という論点です。第三には農地が国土保全、治水や災害予防の観点です。
そうすると、TPP参加是非と言うよりも、日本の農業の再生こそが取り組むべき真の課題と言えます。TPPで壊滅するような農業に何故なったのか、どうすれば問題を克服できるのかといった論点が必要です。