家人はGWの間も暦どおりに出勤する。薄給の割には責任の重い仕事で、なかなか大変だと身内ながら思う。確かに仕事を始めるにあたっては、「給与よりも仕事のやりがい」、「お小遣い稼ぎぐらいだったら僕の給料をやりくりする方が得」などと分かったことを言ったような記憶がある。が、こちらが朝寝している間も、早朝から家事洗濯、身支度を整え、起き抜けでぼんやりとしている僕をおいて家を出る様子には頭が下がる。
さて起き抜けの僕に、普段にはない指令が一つ。新聞紙などの資源ごみを車で10分ほどの資源リサイクルセンターに出すことであった。家内が働くようになってからは、資源ごみの日に新聞紙などを出すことがままならない。だから階段下の押入に一杯になったら、平日休みに件のリサイクルセンターに持っていくことになった。ちなみに指令と言っても命令口調ではなく、ちょっとお願いがあるんだけど調、人を動かす基本である。
このリサイクルセンターは、余りレイアウトが良いとは思えないのだが、奥まった入り口で車ごと計量を受けた後、識別用のパンチカードをもって資源ごみの新聞紙反故紙置き場に、ぐるっと回って同じ入り口に戻って再計量を受けるというシステム。今日などは同じ事を考える市民が多く、通常の収集車の業務を阻害するぐらいの大渋滞となっていた。大渋滞で消費されるガソリンと、収拾で得られる資源とを思わず考えてしまうほど。とはいえ、我が家が少しでも片づくのであればそれに越したことはない。
さて資源ごみ置き場は通常は十分に収容力があるのだが、見たこともないぐらいで大扉からはみ出さんばかりの量であった。その中には少なからず書籍、文庫の類があった。たとえば全巻通しのこれとか。いや十分に綺麗なんだ。我が家にある古本なんかよりも。前にも英和辞書なんかが捨ててあったりして、その辞書は僕がまだ使っていて、とても美麗だったりして。
いろんな事情があって処分せざるをえない訳だろうが、どうも活字媒体となるとやや偏狭な執着をもつ僕にとっては、持ち出したい衝動に駆られる、ものの価値を考えてしまう。ちなみに、資源ごみとして出されたものを黙って持ち出すのは立派な犯罪になる。人によっては確実に処分したいがために、ごみに出すこともある。古書店に持ち込むめば新たな流通に乗ることもあるが。そうやって書籍も処分されるから新たな新刊も生まれ、それもまた経済活動だ。
このような紙形式の活字媒体はいずれは無くなるのだろう。今自室に溢れているくず本の類もCDも、僕がこの世を去るよりも前に処分することになるのだろう。値段はつかないから、ごみになるより他はない。行き着く先が見えると、何となくむなしさを感じてしまう。
さて起き抜けの僕に、普段にはない指令が一つ。新聞紙などの資源ごみを車で10分ほどの資源リサイクルセンターに出すことであった。家内が働くようになってからは、資源ごみの日に新聞紙などを出すことがままならない。だから階段下の押入に一杯になったら、平日休みに件のリサイクルセンターに持っていくことになった。ちなみに指令と言っても命令口調ではなく、ちょっとお願いがあるんだけど調、人を動かす基本である。
このリサイクルセンターは、余りレイアウトが良いとは思えないのだが、奥まった入り口で車ごと計量を受けた後、識別用のパンチカードをもって資源ごみの新聞紙反故紙置き場に、ぐるっと回って同じ入り口に戻って再計量を受けるというシステム。今日などは同じ事を考える市民が多く、通常の収集車の業務を阻害するぐらいの大渋滞となっていた。大渋滞で消費されるガソリンと、収拾で得られる資源とを思わず考えてしまうほど。とはいえ、我が家が少しでも片づくのであればそれに越したことはない。
さて資源ごみ置き場は通常は十分に収容力があるのだが、見たこともないぐらいで大扉からはみ出さんばかりの量であった。その中には少なからず書籍、文庫の類があった。たとえば全巻通しのこれとか。いや十分に綺麗なんだ。我が家にある古本なんかよりも。前にも英和辞書なんかが捨ててあったりして、その辞書は僕がまだ使っていて、とても美麗だったりして。
いろんな事情があって処分せざるをえない訳だろうが、どうも活字媒体となるとやや偏狭な執着をもつ僕にとっては、持ち出したい衝動に駆られる、ものの価値を考えてしまう。ちなみに、資源ごみとして出されたものを黙って持ち出すのは立派な犯罪になる。人によっては確実に処分したいがために、ごみに出すこともある。古書店に持ち込むめば新たな流通に乗ることもあるが。そうやって書籍も処分されるから新たな新刊も生まれ、それもまた経済活動だ。
このような紙形式の活字媒体はいずれは無くなるのだろう。今自室に溢れているくず本の類もCDも、僕がこの世を去るよりも前に処分することになるのだろう。値段はつかないから、ごみになるより他はない。行き着く先が見えると、何となくむなしさを感じてしまう。