
「夏の雲は忘れない」 ヒロシマ・ナガサキ 1945年

ヒロシマ ナガサキに落とされた原爆によって父母を亡くした子供、子供を亡くした両親の書き残した手記を女優たちが朗読いたします。
特別な大道具、小道具はありませんが背景には映像が映し出され、音楽、効果音、照明によって構成されています。

「夏の雲は忘れない」は戦争の怖さを声高にいう作品ではありません。
父母、子供たちの手記や記録は被爆者たちの悲惨な体験だけではなく人と人との絆、愛情の深さを伝え明日への希望に溢れています。
わたしたちの理解を超える残酷な事件、人と人との争いが報道される今日。世界のどこかで犠牲になっている人たちが今現在も生まれています。
父母子兄弟姉妹夫妻、それぞれがかけがいのない唯一人。犠牲になっていい人間なんて一人もいないのです。

谷本清平和賞(たにもときよしへいわしょう)は、被爆の惨状と平和の尊さを米国で訴えた故谷本清牧師の遺志を継承するために1987年に創設された。毎年平和に貢献した個人や団体に贈られる賞です。詳細→夏の会日記




2019年『夏の会』は幕を閉じましたが、女優たちは個人的に平和朗読活動を続けております。
皆様の支えがあっての12年間でした。心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
台本・映像などの資料は、広島原爆死没者追悼祈念館に寄贈させていただきました。そちらへお問い合わせください。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 082−543−6271(代表) 082−207−1203(直通)
上演をご希望の際は、広島原爆死没者追悼祈念館にお問い合わせの上、著作権者までご申請ください。