「君が思い出になる前に」、「チェリー」（ｂｙ スピッツ）ｖｓ「僕の贈り物」（ｂｙ オフオース）

少し季節遅れになってしまったかもしれないけど、卒業、別れ、入学・・・の季節、春に僕が聴きたくなる曲は、スピッツの「君が思い出になる前に」。
でもこの曲は春という季節にあまりにもはまりすぎていて、春以外の季節にはあまり聴きたくない。
その点、同じスピッツの「チェリー」は春の別れの歌だけど少し前向きな歌なのでオールシーズン聴ける。

そして、オフコースの「僕の贈り物」はこの季節に聴くと心がほっこりする曲。

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ところで、春になるとラジオなどでよく流れて来るのが、ＥＰＯの「う・ふ・ふ・ふ」という曲。
「♪・・・うふふふ　ちやほやされて　うふふふ　きれいになると　うふふふ　悪魔したくなる・・・♪」　

初めてこの曲を聴いた時、屈折した青春時代を送っていた僕は、どうして、こんな能天気な曲を歌うのだと思ったものだ（ごめんなさい、ＥＰＯさん）。

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歌、音楽って何だろう。人によって答えは違うだろう。きっと楽しいとき、嬉しいとき、聴いたり、歌ったりするのが歌、音楽だという人もいるだろう・・・

でも、僕にとっては悲しいとき、淋しいとき、切ないときなどに聴いたり歌ったりするのが音楽だな～。

だから、飛躍するかもしれないけど、登場人物が楽しいとき、嬉しいとき、突然、歌い出すことがある、ミュージカルをどうしても好きになれない。タモリではないけど。

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そんな僕がなぜか青春時代、デートで「コーラスライン」というミュージカル映画を観たことがある（年齢がばれそうですが・・・）。
もしかして、デートということで少し浮かれていたのかな～。よりによってデートで観る映画にミュージカル映画を選ぶとは・・・

でも、もともとそれほど好きでないミュージカル映画。何と僕は不覚にも一瞬、眠ってしまったのだ。あっしまったと、慌てて、そっと隣の席を観ると、彼女も目を閉じている・・・。

それで、彼女との仲はその後、どうなったかって？欠伸が出るほど退屈な男と思われたのかどうかは分からないけど、「車の助手席で眠る」のは好きでなかったらしく、「僕が思い出になる前に」さよならされてしまったのでした。

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※あなたはデートで眠たくなったことがありますか？

続・映画「繕い裁つ人」ｖｓ「もうひとつの土曜日（ｂｙ 浜田省吾）

この前、映画「繕い裁つ人」のことについて書いたとき、鋭い読者、と言っても若干３名の方は、僕が映画の題名の中の「繕う」ことについてはコメントしても「裁つ」ことについては触れていないことに気づいていることだろう。
でも、皆さん優しい人ばかりだから、そのことで僕に突っ込んで来たりはしない。

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「繕う」ことについてコメントできても、「裁つ」ことには少し躊躇いがあったのです。
最近は、世の中、「断捨離」とか、「片づけ」とかが、もてはやされている。
しかし、身の回りの書類や荷物、衣類などの不要なものについては言えても、人生や恋愛においてはなかなか割り切れないものがある・・・、

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「裁つ」と似て非なる言葉に「裁く」がある。

映画「繕い裁つ人」の中で、主人公が廃業しようとする老いた同業者を簡単に辞めるなと「裁き」、才能ある主人公にオリジナルブランド品を仕立てて欲しいと願うデパート営業マンは、「あなたも自分のオリジナルな服を仕立てたいはずだ」と裁く。

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友人Ｓ君の話。
彼は法律を学ぶため大学は法学部に進学し、そのことを高校時代のクラスメートＣ子に手紙で知らせたところ、返事の中に「人が人を裁くことは難しい」と書いてあり、何かしら水を差されたようで興ざめしたという。

あれから数十年が経ち、Ｓ君が日本では絶対無理だろうと思っていたアメリカの陪審員制度に似た裁判員制度が日本でも始まり、Ｃ子が難しいと言っていた普通の「人が人を裁く」時代になってしまった。

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犯罪を裁くという意味ではないけど、浜田省吾の曲に「裁く」という言葉が出てくる曲がある。それが名曲「もうひとつの土曜日」。
「♪・・・君を想う時　喜びと悲しみ　ふたつの想いに揺れ動いている
　　　　君を裁こうとする　その心が　時に　おれを傷つけてしまう・・・♪」

このフレーズを聴いたとき、あっ僕もそういうことがあったなあ～と共感したものだったが、実はＳ君もこの歌のように好きなＣ子を心の中で「裁こう」としていたのだった。

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今日は土曜日ではないけど、人が人を裁くことに、思いを馳せてみませんか。

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※あなたは人生や恋愛において、人を裁こうとしたこと、裁いたことがありますか。

野生のチューリップ」（ｂｙ スピッツ）

財津和夫がリーダーだった「チューリップ」つながりではないのだけど、家にチューリップの球根が植えてある。
財津和夫によると、バンド名をチューリップにしたのは、幼い子が最初に書く絵がチューリップの花だからだそう。

♪ さいた さいた チューリップの 花が. ならんだ ならんだ 赤 白 黄色. どの花みても きれいだな ♪

童謡「チューリップ」の歌詞のように、赤色、白色、黄色、それからピンク色のチューリップの花が家でも咲いた。

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僕は比較的最近まで、チューリップの花は、あのワイングラスのような、可愛い形のまま枯れていくのかと思っていた。
でも、枯れる前に花が大きく開く。

可愛い少女が突然、大人の女性になるように・・・少し妖艶でドキリとする。

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そんな学校や公園、家などの花壇に咲くチューリップが好きなのか嫌いなのか分からないけど、スピッツに「野生のチューリップ」という曲がある。

♪夜空に　いつもの星が見えない　ポケットに破れた地図をつめ込んで
　僕の目はどこへ行く　君のにおいがする　真夜中の風に乗って　野生のチューリップ探しに・・・♪」

草野正宗の歌詞は例によって、意味がよく分からない。

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そんなチューリップの花も枯れて散ろうとしている。
しばらく僕のこのブログも休刊にしようかなとも思った。

けど、あと２，３書きたいことがあるので、もうしばらく続けようかな。
それから、僕も野生のチューリップを探しに行くことにしよう。

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※あなたも真夜中の風に乗って、一緒に野生のチューリップ探しに行きませんか。

映画「繕い裁つ人」ｖｓ「切手のないおくりもの」（ｂｙ財津和夫）

このまえ、映画「繕い裁つ人」を劇場でみた。

「こだわりの仕立屋の二代目と、彼女の繕う服を愛する人たちが紡ぎ出す“服と人”との深く切ない物語」

僕の心のリトマス紙は幸せ色に染まり、いつも安物のスーツばっかり着ている僕も一生ものの背広もよいなあ～と思った映画。

神戸が舞台、主人公を中谷美紀、彼女に憧れるデパート社員を三浦　貴大、その妹で足が不自由な公務員役を、僕の好きな女優、黒木　華が演じている。

そして、何と、最後に平井　賢が歌う「切手のないおくりもの」が流れた。

「♪私からあなたへ　この歌を届けよう　広い世界にたった一人　私の好きなあなたへ
夢のないあなたへ　この歌を届けよう　愛することの喜びを知る　魔法(まほう)じかけのこの歌を・・・」

僕にとっては、平井　賢ではなく、チューリップの財津和夫の曲。
僕の青春時代にヒットし、「横道　世之介」よろしく学生サークルで恥ずかしがりながら、よく歌っていたので懐かしかったなあ～

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僕には映画の主人公が持つような技術は何もない。それどころか、いつも言葉を「繕う」ばかり。何か技術をもち、変わらず続けることは素晴らしいと思える映画だった。・・・

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そうだ、旅に出よう・・・ではなく、
せめて、Broken　Heart、心破れた人がいれば、その人の心を「繕う」ことにしよう・・

※どこかに、恋や人生に心破れた人いませんか・・・「NARUTOTO心装店」であなたも破れた心を繕いませんか・・・
　お代はあなたの手作りのおいしいチーズケーキ１個でよいですよ。