優勝マジック「2」の福岡ソフトバンクは25日、敵地・札幌ドームでの北海道日本ハム戦に1対0と勝利して、7年ぶりのリーグ優勝に王手を掛けた。この日の先発は、8月28日の千葉ロッテ戦で4回途中9失点で敗戦投手になるなど、ここ4試合で2敗・防御率9.58と結果を残せなかった杉内俊哉。「ラスト登板だったので悔いがないように投げました」という公式戦最後の登板は、日本ハム打線に5安打しか許さない圧巻のピッチングだった。
ダルビッシュ有との投手戦を制し、「僕が頑張ればこういう展開にはなると思っていましたので。ここ4試合不甲斐ないピッチングが続いてて……」と責任感からか、お立ち台に上がった杉内の両目からは涙があふれた。大事な試合で今季5度目の完封で16勝目を挙げ、「最高です。ファンには2連勝してくると約束していましたので、明日勝って優勝を決めたいと思います」と最後はエースらしい言葉で締めくくった。
取材協力:野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly
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