日本に住む多くの日本人の方は、語学産業や、メディア、教育システムからの洗脳により、英語を学ぶ以上は、英語ネイティブレベルに
到達しなければならないという固定観念を植え付けられていますが、それは事実ではありません。
実は、日本人が目指すべき英語レベルは、非英語ネイティブの世界標準の英語力です。
英語ネイティブという言葉は、英語を母国語とする人々のことを指します。アメリカ人やイギリス人などが英語ネイティブです。
彼らは、生まれた瞬間から英語発音を聞き、現在に至るまで、延々と英語を話し続けてきているため、当然の結果として
最高レベルの英語力を保持しています。
非英語ネイティブとは、母国語が英語ではない人々のことです。英語圏以外の言語圏に生まれ育っている人々です。イタリア人、
ドイツ人、フランス人、シリア人、トルコ人、中国人、韓国人、タイ人、ベトナム人、そしてわたしたち日本人などが
非英語ネイティブです。
非英語ネイティブは、生まれてから長い間、英語ではない他の言語で教育を受けています。
つまり、すでの別の言語が母国語としてインプットされており、その上に、英語という外国語を学ぶことになります。
だから非英語ネイティブが、英語ネイティブと対等に英語を話せるようになることはありません。
わたしたち日本人は、非英語ネイティブです。母国語は日本語です。英語は外国語です。
そのため、日本人が本来目指すべき英語力は、英語を外国語として学んでいる世界中の非英語ネイティブの、平均的な英語力です。
つまり、非英語ネイティブの世界標準の英語力です。
世界には、数十億人の非英語ネイティブが存在します。わたしたち日本人は、世界数十億の非英語ネイティブと、
対等に英語が話せるようにればよいのです。
これまで多くの外国人と交流してきた経験からいいますが、世界中の人々は、概して、英語を相当適当にしゃべっています。
英語の文法や、発音、英単語を間違えることなど、日常茶飯事なのです。
でも非英語ネイティブなので、要は話が通じればそれでいいのです。
このように、英語の習得は本来敷居が相当に低いものなのです。
だから、騙されてはいけません。
どうぞ気楽に、気楽に英語を学んでください。