日々是好日

1月21日(日)ブラタモリと黒部の太陽

今日は着物を着て、裏千家、南大阪支部の初釜に行く予定だった。残念だが、昨日のうちに先生や社中さんに欠席の連絡をした。
しんどさは無くなってきたが、まだ流動食とお菓子しか食べられない。朝食は、カニぞうすいと味噌汁。


レトルトのかにぞうすい、なかなかイケる。


夫がレトルト食品をたくさん買ってきてくれた。


録画していたブラタモリ『秘境!黒部渓谷』後編を観た。


前編が面白かったので、今日も真剣に観た。(いつもは早送りで観たりしています) 黒部川をトロッコ電車やバスなどで遡り、黒部川第1〜3ダムを経て、黒部川第4ダムに着いた。黒部川のダムは戦前から作られていたことを知った。第3ダムの工事現場には高熱の断層が通っており、作業員にホースで水をかけながら掘り進んだ様子が絵を使って説明された。30歳ぐらいの頃、信州に旅行したついでに黒部ダムに寄った。大きなダムだなと思ったくらいだが、この番組を観ていたら感想が変わっていただろう。


テレビ番組、サンデージャポンに斎藤幸平さんが出演していて、驚いた。


中学の時、学校が連れて行ってくれる映画鑑賞会が年に1回あった。中学では転校しているのでどっちの中学校かは覚えていないが、『黒部の太陽』を観たことは覚えている。Amazonプライムで見つけた!72時間以内なら407円で観ることができる。


出演者の名前は50音順。劇団民藝の全面協力による、三船プロと石原プロが関西電力と組んで共同制作した作品。そうなんです。黒部ダムは富山県にあるが、関電のダムでした。知りませんでした。ウィキペディアなどで調べてみた。戦後の復興期に関西地方は深刻な電力不足になり、計画停電が続き死亡事故も起こっていた。また重工業の発展に支障をきたしていた。それで関電は黒部川第4ダムの建設を決めた。1956年着工、1965年完成。送電開始は1961年。工事で犠牲になった人は171人。


石原裕次郎が割り箸を折って、破砕帯を説明する場面。実はこの場面が一番印象に残っていたのでもう一度、観てみたかった。私は、裕ちゃんが宇野重吉の家に行って割り箸を折ったと思っていたが、間違っていた。関電の工事責任者の三船敏郎のお宅だった。庭の『ししおどし』の音がコツンと鳴ったのは記憶通りだった。一番の難工事は建設資材を運ぶためのトンネルを掘ることだった。設計士になった裕ちゃんが、破砕帯があるから無理だ、と工事に反対を述べる場面だった。


民藝の宇野重吉は息子の寺尾聰と親子役で出演していた。寺尾さん、ニキビが若さを物語っている。ちなみに関電社長役は滝沢修だった。


難工事の末、トンネルが完成。祝典は神式。このあとの三船敏郎の挨拶はすごい。やはり世界のミフネだと思った。コロナ前に南米の団体のお世話をしたことがある。スペイン語かポルトガル語を話す人たちだったので、ほとんど言葉は通じなかったが、年配のある女性が『ミフネ、クロサワ』と言った。うれしかった。


夕食は鯛ぞうすい。


2022年の関西電力の電源構成は、水力が10.6%、原子力が20.3%。関西電力は福井県の3カ所に原子力発電所を建設した。現在、美浜の3号機、高浜の1〜3号機(4号機は定期点検中)、大飯の3、4号機が稼働中。2023年8月時点で再稼働している原子力発電所は関電の3つと玄海(2機)、川内(2機)、伊方(1機)だった。関電は原発の再稼働率が高いから、電気料金が下がったと示唆する新聞記事を読んだことがある。資源エネルギー庁は高レベル放射性廃棄物をどこに埋めるつもりなのか。日本に地震の起こらない場所ってある?

関東圏の電力を供給するために東京電力は福島に原子力発電所を建設した。福島に電力を供給していた東北電力の宮城県にある女川原子力発電所では事故は起こらなかった。

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