先日買い換えた測定器を使って、かねてからやろうと思っていたマーベリックのテストを始めました。
今までの体感的なものではなく、数値データが取れるので明確にチューニングの良し悪しがわかるのはありがたいです。
未開封のクリアマーベリックを実験サンプルとして開封しました。
箱出しの手付かずの状態から試したいというのと、
9月に一般販売開始ということで、とっておいても仕方ないですし。
パッケージを開封し、いつものように開きにします。
普段のメンテナンスならここまでですが、今日はシリンダーをばらします。
シリンダーの軸を抜く際にはスライドホルダーのピンを利用すると楽です。
机の端などを使ってシリンダーの後部を安定するように置きます。
シリンダー前部の軸に先ほどのピンを押し当て、ショックハンマー等で軽く何回か叩けば軸が外れます。
勢い良く叩きすぎるとピンが曲がってしまったり、下から軸と内部のスプリングが落ちてバラケてしまいますので要注意。
軸を外したら、前後のネジを外せばシリンダーもバラバラになります。
今回は、このシリンダー内のパーツ、いわゆる減圧弁に関してテストします。
スプリング・黒い爪パーツ・オレンジの軸パーツの3パーツで構成されています。
ダーツが装填されると黒い爪パーツが後退し、発射時にはスプリングの力で
ダーツを押し出す補助的な役割をしているようです。
今回は、画像の様にノーマルのままのもの、軸をカットしてエア吹き出し用の穴(小)を開けたもの、前述のスプリングを2本入れて
反発力を高めたもの、軸をカットしてエア吹き出し用の穴(大)を開けたもの、黒い爪パーツとスプリングを付けなかったもの、
以上の6種類のパターンを用意して、性能に差が出るかテストしてみたいと思います。
ちなみに穴を開けた大きさは
(小)
(大)
・・・とこの位にしてみました。
という事でバシバシ撃って計測します。
撃ちまくっていたら全開同様12セット撃つつもりが24セットも撃ってしまいました。
前回同様最大値と最小値を除いた平均をとっています。
ということで結果発表。
・・・・・・微妙。
ノーマルの値が非常に高いのが驚きです。
前回計ったマーベリックは10発の平均で11.72MPSでしたが今回はなんと15.87MPS。
アメリカ版をそのまま持ってきた限定販売モデルだからなのか、箱から出したばかりの新品だからなのか。
このままでも十分満足のいく性能を持っていたようです。・・・もったいなかったかも。
そして、各パターンの結果としては、大きく穴を開けた物以外はすべてマイナスという残念な結果に終わりました。
大きく穴を開けた物については、3%と僅かですが速度が上昇していますので
今後のシリンダー内チューニングは穴を開ける方向で試行錯誤していく事とします。
といったところで今回はここまで。
ナーフ N-ストライク マーベリックトミーダイレクトこのアイテムの詳細を見る |
まだまだ実験段階ですからもっとよいカスタム方法が
見つかるかもしれません。
その2をご期待ください!
Unknownさん>
なるほど、安全装置なのですね。
参考になりました。情報ありがとうございます!
弁が閉まる前に弾がシリンダ外に出てなくて
その分のブレーキかかってるっぽいですね
ちなみにあれただの安全装置で
押し出す効果自体は期待できません
ノーマルより穴あけ大だと、
遠くまで撃てるのかぁ、
尚さん、
いろいろと勉強になりました!