西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

美杉はつろう会

2015-09-28 18:17:02 | 薄削り


美杉はつろう会の様子、
いつものパワフルな連中がヨキを振り回していました。


ちょんなのなぐり、
ひたすら丸柱と取り組んでいました。


直井棟梁も参加して大鋸を挽いていました。
写真手前が杉村棟梁


広いテーブル板の出来上がり、
最後の少しが目違いがあり挽き切るのに苦労してました。


こんな山奥にこんなにたくさんの方々が集まり、
自慢の道具を並べています。



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薄削りの練習会

2015-09-13 14:47:34 | 薄削り


薄削り
昨夜より薄削り仲間が集まって練習会をしました、
午前中は1桁も出ていましたが
午後からは全くダメで
集中力もなく、いい結果は出せませんでした。
無言の練習会。
明日もきっといい日です。



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鉋の切れ止み

2015-06-21 17:07:32 | 薄削り

「韋駄天」もしばらく使うと粉が吹いてくるようになります。


刃口を見るとこんな感じになってきます。


特に米ヒバを削ると刃先に茶色のヤニが付いてきます。


表研ぎはシャプトンの#2000から始めて#10000 天然砥石 830P
裏研ぎは天然 #10000 830P
時間にして10分もかかりません。
1,2回試し削りをした状態。

象牙を使った大鉋の刃口埋め

2015-05-19 08:30:48 | 薄削り


鉋銘「重道」の3寸の大鉋の刃口を象牙で刃口埋めをします。
まず台を調整して、平面を出し、
緩くなっている表馴染みをエポキシ樹脂で固め
軽く叩いても刃が出ないくらいの位置に設定します。




象牙を刃口に合わせて形を決めます、
この際にはよく切れるヤスリを使うといいです。
「壺〇〇」とゆう三木のメーカーがお勧めです。



刃口の形に象牙を加工したら
エポキシ樹脂にて鉋台に貼り付けます。
上下からしっかりと抑えることはもちろんながら
刃口から後方向へもクサビにてしっかりと固定します。



このようにエポキシ樹脂が少し溢れ出すくらいに塗布します。
象牙は台の面より少し出るくらいに小穴の深さを決めます。



台直し鉋でエポキシ樹脂と象牙を一緒に削り落とします。
刃口の象牙部分だけを削り材に当てるように
台裏を調整します、木っ端返しは#400くらいのペーパーで
スムーズにしておき、鉋屑がつまらないようにします。



刃口を象牙で埋めて、鉋屑が出るように調整出来ました。
もう少し刃物を調整して刃をキチッと研げば
もっとも薄い鉋屑がでそうです。
「重道」 名品はやっぱりいいです。