遊歩で健康 歩けあるけ

風の吹くまま西ひがし、ただひたすら歩くことによって頭の中が空っぽの
心境にいたれば最高です。これまさに「歩禅」。

石切再訪す

2018-05-06 11:17:32 | 日記

先日はメインの「旧河澄家」が休館日で見れなかったので再訪問。 ついでにルートを

山よりに取り、取りこぼしのポイント(見どころ)を消化する。

快晴。風涼しく絶好のハイキング日和

〇近鉄石切駅~~日下川(ホタル通り)~~①丹波神社 600m 10分

西口から出て、道なりに行くと「ほたる通り」にぶつかる。狭い道(日下直越道)ながら立派な

歩道があり、蛍生息地の看板と注意書きがある。しかし住宅地の中に蛍なんて信じられない。

だが小川を改修し、環境を整えている住民の熱い思いが川底にあった。

石を敷き詰めて餌となる「カワニナ(水ごけ)」を育成し、川岸に草木を茂らせて住を提供する。

もちろん水を汚さないよう細心の注意が要求される。

 

①丹波神社~~②日下神社~~③常夜灯~~④旧河澄家 1キロ 18分

先回は日下神社から三叉路を右にとり、大龍寺を訪ねたが、今回は川に沿って左方向へ。

途中に川にまたがって観察場所が特設されておりあり、付近の様子からも蛍の乱舞が

見れそうだ。   チャンスがあれば、夜の訪問で観察したいものだ。

さあ、お目当てのポイント。

なんと無料です。 

入って左手が江戸初期の庄屋屋敷の庭園です。「枯池式枯山水庭園」なり。 京都あたりの

枯山水になじんだ者には「死んだ庭」としか、きっと雨の日は池様のくぼみに水が張り、生返る

のではなどと不敬な思いにとらわれる。

この庭にある「かやの木」がすごい。 幹周が5m、樹齢500年なり

 市の天然記念物に指定されている。

さて建屋

玄関口でまずは威圧される。 そうだ今日は「子供の日」 端午の節句だった。庭にはためく

鯉のぼりも半端な大きさやない。 さすが南北朝にまで遡る旧家です。

特筆。 西側にある「棲鶴楼(せいかくろう)」は、近郷の文人が集まるサロンであったそうな。

一時日下村に隠棲していた上田秋成(雨月物語)もその一人。 

そして、予約さえすれば、この座敷を使わしてもらえるのだ。 その料金がまたユニーク

一時間 畳一畳30円。 文化的な会合でなくても、昼食のためでも良いそうだ。 すごいね。

 近くにある「土井家」は現住のため中に入れないが、外回りからみればもっと大きい旧家。

④旧河澄家・⑤土井家~~⑥日下公園 200m 3分

公園の近くに貝塚やクジラの骨の出土があったようだが、公園の周りをうろうろしても看板

すらない。先のブログでも記したが、大昔大阪平野が海でこのあたりが船着き場だった証拠

として貴重なはずだが、どうしたもんだろう。 

公園のモニュメントで「クジラ」と「貝」があるだけとは。 宅地造成中に壊してしまったのだろう。

⑥日下公園~~石切神社参道  1.3キロ 20分

先回はここから東高野街道にある「日下リージョンセンター」に向けて西に下ったが、このセンタ

は単なる「行政サービスセンター」で、なんで観光ポイント(見どころ)に挙げているか不明。

このため、山坂地の上部にあるポイントに行くにはきつい登りとなるため断念したのだ。

地図を頼りに、上がらず下がらずを原則に南進し参道にぶつかる(交差する)。 その間に

⑦辻子・北川小路の地蔵堂 等覚寺があったので、この道も古道であったと言える。

石切神社参道~⑧丹後守馬乗石~⑨正興寺~⑩東石切公園  

                     ~⑪千手寺~~近鉄石切駅  2キロ 25分

順調にポイントを消化する。 石切駅までは坂道の登りです。

石 二題

江戸初期にこの地の奉行であった「大西丹波守」は、名奉行で日下発展に尽力した。 その

功をたたえて、先の「丹波神社」が建立された。 しかし大変背の低い人で、馬に乗るための

踏み石を要所に置いてあった。その一つが正興寺の入口にある。 また千手寺の門前には

「在原業平」が腰かけた石が保全されている。

本日の歩き 5キロ 1時間20分 

手製の地図 (赤線 前回  緑線 今回)

 

 

 

 

 

 


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