遊歩で健康 歩けあるけ

風の吹くまま西ひがし、ただひたすら歩くことによって頭の中が空っぽの
心境にいたれば最高です。これまさに「歩禅」。

巨石信仰

2017-01-24 15:08:05 | 日記

天候も不順、身体も不調で山歩きができない。

冷たい空気に触れると鼻水が出て、そのうちに喉が痛くなってくる。 医者の

診たて(古い表現 自笑)によると「寒暖差アレルギー」だそうで、マスクをして

防御するしか手立てはないらしい。 

終日家に引きこもりは精神的に参る。 そこで近くの「石切り神社」参拝ときた。

この程度の歩きならマスクをしての歩行も可能である。 

17日 曇り一時雪の予報

近鉄石切り駅からはやや勾配のきつい下り坂(ということは、帰りは登り坂)、圧倒的に

年配者が多いが参道の両側の商店がレトロで楽しく、坂のつらさを削いでくれる。

                             ↑ヨモギうどんが名物で、昼飯に食する。 

「石切りさん」は正式には「石切剣箭(つるぎや)神社」で、大和建国の尊が天磐(あめのいわ)

船に乗って哮ヶ峰に天降した際に武運を祈願して剣と箭(矢)を奉納した神社とのこと。 どん

な岩でも切り刺し貫くことができることから「でんぼ(腫物)の神様」とも言われている。

そこからさらに病気全般に効能がある神さまに昇格して、たくさんの祈願者が押し寄せている。

(この日も本社前のお百度まいりをしている人が多かったね)

                             ↑ここのクスノキもまためっちゃ大きい。

神社の説明文では生駒山が哮ヶ峰だとしているが、隣町(交野市)にある「磐船神社」

の付近には「哮ヶ峰」なる地名があるし、磐船の一部と言われる巨岩がデンと鎮座し

て、それをご神体にした神社があるので、その方が本当に思われる。

まあ、先に名前を付けたほうが勝ちである。古代の商標権だわさ。

 ←すごい巨岩が祭られている。

 

さらに我が家の近くにある「稲蔵神社」にも降臨伝説の巨石がある。

高さ6m、周囲12mで形状から「烏帽子岩」と名付けられている。

謂れもすごい。 天照大神の孫「にぎはやのみこと」の部下が大和建国のため天降した

磐座。 この手の話の神社は全国いたるところにあり、いわゆる「巨岩信仰」のひとつ。

そういえば5年前に近江多賀神社の近くの「靑竜山」に巨岩信仰」の元祖というものが

あったけ。

「お伊勢さん」の兄貴分「お多賀さん(多賀神社)」の護るご神体岩につき、元祖だと

いう。 しかし立地条件が悪く荒れ放題の磐座で形も悪く、わが町の磐座のほうが

格段と立派である。 この近くにある「稲蔵寺」、これは神社に詣でたえらい僧都に

神から寺を作れとご宣託があって造られたよし。ただし読み名は「とうぞうじ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


年初恒例 高校ラグビー観戦

2017-01-09 14:14:15 | 日記

三年目の花園行きである。 5日(木)準決勝  7日(土)決勝

二日とも地元の高校(東海大仰星)が出たので球場は超満員でした。

早めに球場入りして、私の定席(バックスタンド・22m付近・中段)を確保する。

花園はバックスタンドが西向きで午後から日当たり抜群です。 22m付近ではゴールを狙う

攻防のもっともスリリングな場面が展開される。また中段の通路際はトイレに行くにも、終了

退席にも便利で人波をかわせる。

百均で買った小型座布団を使い古しのベルトで固定し「私の指定席」とする。 冬山用の

上下と手袋、家電量販店でもらったひざ掛け毛布と、防寒はばっちり。 昼飯は昨年と同じ

コンビニの焼肉弁当と熱燗のコップ酒(球場内の売店で販売している)。

 外から内から防寒はばっちりです。

さあ試合開始!

第一試合は我が地元奈良代表の御所実と東福岡、そういえば一昨年にこの両校は決勝

で対決してたっけ。

御所実応援団から旗を借り受け「にわか応援団に編入」、一所懸命声を出して応援しました。

前半は優位に展開していたが、さすがAシードの東福岡が力を発揮、ノーサイドまであと6分

のぎりぎりで逆転され、その差もわずか1点というすごい試合となりました。 

グラウンドで泣き伏す御所実選手たち、わかるわかる よくやった。

第二試合は大阪代表仰星と神奈川代表桐蔭。いずれもラグビー強豪校だ。 力と力の激突

見ごたえのある試合となった。

決勝戦、立ち見席まででるほどの球場。 早めの入場で、いつもの定席を確保する。

大阪代表の東海大仰星と東福岡。   同じ関西勢だからという気持ちと、あの災害のあった

九州だから応援したいという心が拮抗する。 

試合開始前のあいさつ、東福岡の方(審判の右)が丁寧だ。そういえば観客席への

あいさつも、仰星はコートを着たままであったなあ。 へんなとこにこだわっている。

どちらが勝ってもよい、全力を出し切ってくれ。

前半は私の定席の目の前で仰星の激しい攻撃が続く。 周りは仰星の応援者でいっぱいだ。

「いけいけ、おせおせ!」  仰星トライのたびに大歓声。

後半、素人目にも仰星のパワーダウンがわかる情勢。  目の前で東福岡のトライが続く。

周りの方々の悲鳴が…ああ選手と観客が一体化してる。

ノーサイド。 でもワントライ・ワンゴール(7点)の差であり見ごたえのある決勝であった。

さあ、これから我が29年度遊歩の始まりである。 

 

 

 

 

 


謹賀新年29

2017-01-02 07:23:18 | 日記

今年の干支は酉。

去った(猿)ものを取り(酉)かえすんだそうだ。

そう言えば昨年は腰痛と天候不順で山行きは低調、特に秋のよい季節には山里歩き

でごまかしていた。 計画して断念した山、妙見山(初瀬渓谷コース)と芳山(春日山群

最高峰)。 今年はぜひにもとまずは地元の宝山寺へ元旦祈願。

有料道路入口では今年からお寺駐車場の状況が掲示されており、ただいま75%。

いつもは駐車場入りに20分は要うしたが、ラッキーと思いきや、車を降りてからお寺

の境内に入るまでに30分ほど行列。

ケーブル利用が増えたか、下の体育館駐車場(そこからお寺まで登り歩きで20分)

利用が増えたか。 ちなみに有料道路往復代は往復720円なり。

宝山寺の真髄は、お寺の背景となっている「般若窟」である。 役行者が般若経を

書写して納め岩壁の前で修行した場所で、弘法大師もといわれているが。 

中央の凹んだ岩壁に「弥勒菩薩」が鎮座し、右手にお堂が新設さた。

昔は登れたようだが、私の記憶する限りは入山禁止である。

参拝の後は、楽しい縁日モードの境内、イカ焼きとたこ焼きを買い求めて、その場で

食す。 この雑踏のなかで、あつあつと食べるからおいしいのだ。

 

さて祈願にたいするご宣託は…「無理をするな、ほどほどに」

俺はまだだだという気と経年劣化している体が乖離していることを学習せよ!

昨年の木曽駒で涙の敗退をして愕然としたことを思い出した。

山歩きもそろそろ転換期かな、そんな年かも。   合掌。