遊歩で健康 歩けあるけ

風の吹くまま西ひがし、ただひたすら歩くことによって頭の中が空っぽの
心境にいたれば最高です。これまさに「歩禅」。

那智三瀧を極める

2014-07-09 09:59:06 | 日記

天候や体調の関係で歩く機会がなく、月替わりのブログ更新が

出来なかった。 やむなく過去の山行きで印象の強い表記の

記載とする。  (平成23年3月3日催行)

那智大滝は日本の三大名瀑であり観光では何度か訪れていた

が、その奥に第二の滝・第三の滝があることを知ったのは業者

のツアー募集であった。 個人では入れないとのとで、また入山

期間の制限があるとのこと、さっそく申し込む。

温暖な和歌山とはいえ春3月、装備は一応冬山。川詰めなので

靴装着の藁の滑り止めを配給される。

大滝の左手、急峻な山道を登って滝の上流から那智山山頂に出る。

山頂は林の中で展望ゼロ、一か所だけ切れ間から海が見える。足場が悪い

ので慎重に移動を要す。直下には見えないけれど那智の大滝があるらしい。

ここから川の遡行が始まる。 ツアー参加者は30人ほどだが、3分の2が女性。

一応健脚が参加条件となっており、見た目にもそうそうたる方ばかりである。

悪戦苦闘2時間 二の滝にたどり着く。

大社の神域であるため手つかずの大自然の滝だ。 山の高さからしてどうして

こんなに水量があるのか不思議、滔々と流れ落ちている。 

滝淵の神秘な色合いに感無量。

再び遡行して30分。 三の滝に。

二の滝の優雅さに対しあらあらしく、滝音も地形の関係ですざましい。

名づければ雄滝と雌滝か、さすれば一の滝はどんな位置づけかな?

再び同じ道を帰る。 参加者のみなみな、大満足の様子だ。

一泊二日のツアーなので、宿泊は串本。 代金の額から覚悟はして

いたが、旅館は海水浴客専門のもので、あてがわれた別館から本館

の風呂までの廊下は吹き抜け。浴衣に着かえて出たものの、慌てて

服に着かえる始末。 夕食は「マグロの食べ放題」なるも、いわゆる

「中落ち」ばかりで……  「山小屋に泊まったと思えば上等だ」と

ツアー客と大笑い。

しかし景色だけは裏切らない。橋杭岩の日の出を見るために早起き。

神域につき個人での催行はむづかしいようだ。 業者ツアーに参加するほうが

ベターであろう。