今日は2016年9月に書いた記事をご紹介します↓
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ハンドソープに「抗菌・除菌」と書かれているものをよく見ますよね。
この抗菌成分として使われているなかに「トリクロサン」や「トリクロカルバン」というものがあります。
日本のハンドソープでも一般的に使われている成分です。
昨日のニュースで
「米食品医薬品局（FDA）は「抗菌石鹸」の販売を禁止するという声明を発表。」
という記事がありました。
抗菌成分といわれている「トリクロサン」や「トリクロカルバン」には抗菌効果がなかったそうです。
長期的に見ると、効果がないどころか、抗生物質耐性菌を強くしたり、日和見病原体の助長したり、
マイクロバイオームが乱れるいったリスクが考えられる、ということでした。
ヨーロッパではすでに使用が禁止されているそうです。
昨日スーパーに行っていろいろなハンドソープの成分を見てみました。
ネットに「トリクロサンが入っている商品」と書かれていた５種類くらいの商品をチェックしてみたのですが、
最近になって成分を変えたのか、トリクロサンを使ったものはありませんでした。
ただ、家や会社で買い置きしていたハンドソープにはほとんど使われていましたよ（汗）
商品は安全、安心が第一！
ハンドソープは家族で毎日使うものなので成分もしっかりチェックして体に安全なものを使いたいですね。
※ 米食品医薬品局（FDA）
アメリカ保健福祉省の政府機関。食品や医薬品、化粧品などの許可や違反品の取締りなどを行う行政機関です。
※ 日和見病原体
普通のときには悪化しないが免疫力が弱まったときに感染し、発症するもの。
※ マイクロバイオーム
マイクローブ（微生物）の集合体。たとえば腸内フローラは腸のなかのマイクロバイオームといった感じです。
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