南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

夏の早朝、八幡平に行くとどんな感じなんですか?【前半】

2024年08月16日 03時58分05秒 | 県北地域

【撮影日:2024/8/3】

【本日の山行】

4:45 黒谷地駐車場発

4:57 「熊の泉」通過

5:00 「黒谷地湿原」着

6:02 「安比岳」への分岐通過

6:20 「源太森」登頂→通過

6:37 「八幡沼」北の分岐

7:02 「凌雲荘」到着→休憩→7:30発

7:43 「八幡平山」 山頂到着

8:00 「藤助森」?到着

8:25 「めがね沼」 通過

8:45 「見返峠」到着→休憩→9:00発

9:23 「八幡沼」北の分岐

10:08 「黒谷地」到着→休憩→10:20発

10:30 帰着

【本文ここから】

「概要」欄のようなことを言うとまた八幡平に人が殺到しそうな感じなのですが…。

(まあ、いいや、このブログ、どうせ閲覧数少ないし(*´▽`*))

 

まず、早朝のアスピーデラインは雲海が見えます。

気象条件に拠ります。前日が暑く、翌朝晴れて冷え込んでいる時がベストです。

霧が発生しやすく、高所からは地上が雲海になっています。

左下の煙は「御在所」の地熱発電所です。

まだ、朝が開けやらない頃です。

今日はこちらの黒谷地入り口から八幡平へ歩いてみたいと思います。

だいぶ看板も古くなりました。

朝はとても涼しく、まだ花も寝ている時間帯です。

!!!木道が新しくなっています!!

▲数時までくっきり見えていますね。

歩いていると、「熊の井」まで来ました。けっこうここまでありますね。

黒谷地はもうすぐです。前日までの雨でけっこう木道も滑りやすくなっているので注意が必要です。

だんだん空が明るくなってきました。

黒谷地に着きました。この辺のベンチとかは新しくなっていないようですね。ちょっと残念。

誰かが置いていった赤い実があります。ラズベリーかなんかかな…。この辺に生えているものでしょうか…。

黒谷地の朝ですね。まだ、早過ぎて日が入ってきていません。

お隣の新しいデッキの方には日がさしてきました。これはたしか以前からありましたね。

池塘(ちとう)が見えてきました。ああいう地塘って魚はいるんでかね?

日の出です。

だんだん、明るくなってきました。

のんびり眺めている湿原もいいものですね…。(*^▽^*)

紫色のアザミがキレイですな。

さあ、堪能したところで進みましょう。今日は八幡平山までのんびり歩く予定です。

整備された木道はやはり歩きやすくてありがたいです。

なんか、キレイに組まれているんですよ。オシャレじゃないですか?これ。

と、思ったら、けっこうすぐに終わりました(+_+)

ところでさっきから、なんか

トンボが多いような…、

気がする。あたり一面、トンボだらけ……。

▲わあ!!いっぱいだああ!!!!( ;∀;)

1か月前はハエとアブだらけだったけど、それを餌にトンボが大増殖しているのか???

そういえば、さっきから、ほとんどハエやアブがいない!!!(・∀・)

これは、トンボさんたちの効果!!!なんて素晴らしい。

おかげで、行程がはかどりますわ。

あ、道端に赤い実があります。

さっき、黒谷地で置かれていたラズベリーにそっくりです。そうか~こっちから来たんですねえ。

なんだか、美味し王なんですけど、食べるのはちょっと怖いので、止めておきます。

っていうか、動植物の採取は禁止されているはずじゃあ……(*´Д`)

分岐点に来ました。

今回はこのまま「八幡平頂上」に向かいます。

「安比岳」もそのうち行ってみたいと思います。

安比岳の方に行って、天然の露天風呂…いつか試してみたい…。(*^▽^*)

まずは源太森です。

ちなみに、「源太岩」というのもアスピーデラインにあります。

じゃあ、「源太」って誰の事???と長年思っていましたが、ちゃんと由来があるんですね。

「鹿角公式観光サイト」のページへリンク

というわけで、坂上田村麻呂伝説の一環。かの将軍の部下のお名前だそうです。

 

スッキリしたところで、向かいましょうか。

前方に小高くなった丘が見えます。あっちが「源太森」の方です。

八幡平山の方から行くと「山とも呼べないほどの小さな山がある」という認識でしたが、こっちから見ると、ちゃんと山になっているのですね。そういえば、こっちから八幡平に行くのは初めてでした。

坂の途中で視界が広がります。

雲海です。まだ見える時間帯ですね。

山登りの醍醐味ですね。

あと、山野草と。

▼これ見つけました。ブルーベリーみたい。調べると「メクラブドウ」とか言うらしいです。

さっきのラズベリーといい、なんか…改めて見ると食べたくなる…。(;゚д゚)ゴクリ…

丘を登りきると、森です。うん、源太森の周辺っぽい。見覚えのある感の森です。

若干、木道もあるんですね。ん??左手に赤い実が…。

▲「タラヨウ」?「ペッパーベリー」?う~~ん、ギリ食えそう…(;゚д゚)ゴクリ…

「源太森」の入り口まで来ました。

もっと進めば「見返峠」の大駐車場までは出られます。

八幡平頂上までは1.7kmとあります。けっこう距離がありますね。

▲「源太森」はこんな感じです。すっごく小さな丘です。ほぼ「天然の見晴らし台」と言っても過言ではありません。

わずか15mほどなので、登ります。

1分で山頂です。

そんなに標高が高いわけでもないのですが、高い木が生えていないため、眺めがよいです。

遠くの山々が見えます。

「八幡沼」が見えます。大きな湖です。「八幡平山頂」は平らすぎてまったく目立ちません。

どこだか分かりませんね。

南東の方角に高い山が見えます。岩手山のようです。また、こっちから見るとこんな形に見えるんですねえ…。

▲南側には八幡平の樹海が広がります。

▲北側には雲海が広がります。あまり大きな山はないようです。

▲東側は見事な雲海ですね。どこまでも広がるようです。

詳しく周辺の山を知りたいなら、方位盤があります。

他の山が詳しく乗っています。掘られてあるので今でもくっきり見えますね。

正直、雲海でほとんどが見えないんですが。

こんな感じで源太森をあとにします。

下りてきました。木道を西に進みます。

だんだん、湿原になってきます。

広い湿原です。いま、「八幡沼」の方に向かって歩いています。

植生はいつになったら復元するんでしょうか……。

紫色のキレイな花が咲いています。コハギボウシです。(多分)

この、淡い紫色がなんとも…。いい!!!(・∀・)

木道の先に八幡沼が見えてきました。

コッチの木道は古いですね。昔のまんまです。

なんて今日はいい天気。天上の青が眩しいくらいです。

日中になれば暑いのでしょうが、早朝はたいして暑さを感じません。

案内板の所まできました。分岐です。

▲現在はこのへん。この辺りが、個人的には、景色がもっともいいと思います。

だって、こんな感じなんですから。

時折、湿原を流れる小川もキレイなこと。

後方の源太森はあんな感じです。

さあて、八幡平山頂の方に向かって歩いていくのですが…、

その前に、八幡沼の近くにも寄れます。

八幡沼はこの辺で一番大きな湖です。今は、錯誤誌ですが、もっと近づけます。

池塘を眺めながら歩いていきましょう。

この絶景は八幡平に来ないとみられません。

個人的には一番好きです。

池塘には植物がいっぱいです。

まさに生き物の宝庫。魚とかもいるのでしょうか。

こういう案内板が多いのもうれしいですね。少し物知りになれます。

できれば、あっちの方面とかも自由に散策出来たら気持ちがいいかもしれません。

無理よ、そんなん(*´Д`)

私たちが歩くのはあくまで木道のみ。自然のためにはそうあらねばなりません。

この湿原のためには。

ところで、この湿原って近くでよく見ると、オタマジャクシとかいます。

多分、ヤゴもいるし、生き物といってもそのくらいなのでしょう。魚はいない気がします。多分。

湿原の向こうに何やら木の組み合わせがあります。

何かはわかりませんが、大昔に放置されたようです。オリエンテーリングの番号表示みたいのが足元に見えます。

それにして、贅沢な眺めですよ、これは。

そのうち、川らしきものに行き当たります。

水が溜まっていますが、流れもあります。源泉は八幡沼のようです。

木道の下を流れていきます。

流れの先はどこになるのかわかりませんが…。

八幡沼に続く木道が現れました。

これを行くと、湖畔に出られるのです。

ね。木道は途切れているように見えますが、右に折れています。

右手の方にさっきの川の源流部分があります。

これが八幡沼です。間近で見るとかなりでかいです。当たり前ですが。

湖水の透明度は高そうです。

うーーーーーん、潜ってみたい。水中の映像とか見てみたい((ヾノ・∀・`)ムリムリ)

木道もすぐに終わってしまいます。湖畔の散歩もわずか。

名残惜しいけど、戻ります。

次は八幡平方面へ歩く道です。

振り返ってみると、けっこう歩いたなあという感じです。それほどでもないのですが。

湿原の説明。ほとんどの方は「知ってる」っていうと思いますが…。

八幡平山頂にむけて歩きましょう。

木道だから楽なもんです。

坂が見えてきました。湿原の終わりです。

八幡平にはコハギボウシ多いですね。癒されます。

小屋の頂上が見えてきました。

凌雲荘でございます。山小屋です。キレイです。トイレも一応あります。

ここまで来たわけですね。

凌雲荘は1階部分が雪に備え、倉庫のようになっており、2階部分から居室になっています。

ここのテラスから眺める八幡沼がオツなものです。日陰で休むのにちょうどいいです。

鴨がいますね。

なんで、湖面って眺めていて飽きないんですかね。不思議。

遠くに岩手山が見えます。

右側の出っ張りは犬倉のあたりでしょうか。

時間が無限に潰されそうなので、そろそろ歩きましょう。

坂を登っていくと、たくさん休憩用のベンチが現れます。八幡沼を眺めて休憩するのに絶好のスポットなのですね。

こんな眺めを見ながらのお昼はさぞかし気持ちがいいでしょう。

朝だから、これだけ湖面に太陽が反射して眩しいですけどね。

もうちょい上がると、やぐらというか、ウッドデッキみたいなものもあります。

ココから八幡沼を眺めるもヨシ。

こんな感じでございます。

凌雲荘も見れます。

いままで来た道も一望できます。

次は「ガマ沼」を見てみましょう。このウッドデッキまで登ると、八幡沼と逆側に見えてきます。

どっちも火口湖なんですね。

こんな感じでございます。八幡沼より、標高が高い木がします。

湖面の感じ。水の透明度などは八幡沼と同じような気がします。

とても静かな湖面で、山中の湖面は神秘的な感じがします。

ここら辺から舗装された道になります。歩きやすいのはありがたいですが、なんかもう、ね。

観光地というか、開発されきっているというか…。

ガマ沼は底までよく見えます。

ヒメユリの一種でしょうか。

なんか、舗装した道を歩いていると、山道って感じがしませんね。すごく平らだし。

一応ここは岩手と秋田の境目の標高1500m以上の場所なのですが。(*´Д`)

ほとんど、「登山」というより「散歩」に近い感覚です。

やぐらが見えてきました。

コチラが八幡平山頂です。標高としてはこの地が一番高いのですが、あまりに平らすぎて眺望がないので、やぐらを建てたものです。

昔はこのやぐら、なかったですからね。

ただ、このやぐら、けっこう高いのですが、冬は雪で埋まります。

そのくらい雪が降ります。夏のこの時期だと全然信じられませんが。

地面はあの辺ですが、一帯が雪だらけになります。頭を出すのはこのやぐらと高い木の一部だけです。

今はやぐらのおかげでこれだけ眺望が楽しめます。タンクトップに短パンでもラクラク来れるわけです。

なんならサンダルだってここまで来れます。一応、秋田と岩手の県境なんですが。

眺望はこんな感じでございます。

特別、高い山が見えるわけでもなく、実に盛り上がりに欠ける眺望です。

……あんまり、ここに来る意味ないんすよね。(*´Д`)

つーわけで、やぐらを後にします。はっきり言って「源太森」の方が眺望はいいっすね。

ここからは少し、森に囲まれた舗装路を歩きます。

そんで、「蒸(ふけ)の湯」の分岐点に出ます。

この字が「蒸」の旧字体のようです。

近くに「藤助森(ふじすけもり)」1604mのピークがあるそうなので、ちょっと行ってみます。

草がちょうど刈りこまれた後らしく、割と歩きやすくなっています。ありがたい。

これ、刈り込み前だったら、歩けないんじゃ……(*´Д`) 藪漕ぎになりそう…。

時に見晴らしがよくなります。

標識が出てきました。あの辺かな???

どうも違ったようです。「田代沼」ってどこにあるんでしょう???

なんかあります。この辺が「藤助森」????

……違ったみたいです。なんか遭難者を弔った慰霊碑みたいな…。わあ、見るんじゃなかった。

結局、この辺をウロウロしましたが、「藤助森」のピークの目印は見つからず…。

この高い木を目印に、「この辺が藤助森だ」と考えるほかなさそうです。

ホントにピークのない山だよ…(*´Д`)

ともあれ、元の道に戻っていきます。

「蒸の湯」まで降りる気は今日はないです。

またも案内板。今度は「秋田県」になっています。

たしかに、この辺の木は風雪によって向きができています。

アスピーデライン開通の頃に来ると、それが顕著に分かります。

この辺の針葉樹は「オオシラビソ」というんですね。

ところで、そろそろ「めがね沼」とか「鏡沼」とかに出そうなはずですが…。

「見返峠」の駐車場に行く道です。

まだ、沼は出てこないのかな…。

あ!!!見えてきました。丸い小さな湖です。

さっきの八幡沼やガマ沼に比べると、圧倒的に小さいですね。

でも、同じ火口湖らしいです。

透明度はなかなか、水紋が多いところを見ると、こっちはもしかしたら魚とかいるのかもしれません。

どうも、ここが「めがね沼」というらしいです。

人の出入りで植生が荒らされているとのこと。気を付けねばなりません。

先ほどの左の小さな沼と、

間を挟んで、右にも同じくらいの大きさの小さな沼があります。

それで「めがね沼」というらしい。同じ場所に隣り合って同じくらいの多きさの湖ができるなんて奇跡です。

右のめがね沼です。倒木がささっていますね。いや、倒木か。

空を映してキレイなものです。

奥の方に何かあるかとズームしてみましたが、特になにもなさそうです。

 

次は「鏡沼」に来ました。

いわゆる、コチラがドラゴンアイです。

ドラゴンアイを見たい方は以下のサイトへどうぞ。

「八幡平リゾート」の写真

私が2019年に撮った写真「南部吟遊詩人の写真館」

さて、次に行きましょう。

わりと森の中を進んでいきますと、

右手に突如、こんな窪地が現れます。

落ちる心配はないです。大丈夫。意図的に通路を外れない限りは。

地質学的な調査はされていない模様。まあ、落ちたくはないですね。

すこし行くと、今度は上り坂に分岐が出てきました。

見返峠駐車場へと続く分岐です。

さっきの頂上から1.2キロほど歩いてきたのですね。あっという間です。

次は坂を上がります。階段です。

見返し峠を目指すわけです。トイレがありますが、長年、閉鎖されています。きっとメンテナンスが大変なのでしょうね。

近くには駐車場もありますし。

この辺が本来の「見返峠」です。山頂ほどではないですが、この辺りの最高点の一つです。

(八幡平山頂:1613m 見返峠:1605mくらい?)

岩手山がキレイに見えます。

(ちょっと、雲がかかっていますかね。)トンボも入ってしまったようです。

下を見ると駐車場がありますね。あっちは無料の方です。

位置的には、こんな感じです。

これからまた「八幡沼」の方へ降りていく予定です。

こうすると、右側の有料駐車場の方も見えますね。

お土産屋さんや食堂もある方が有料です。左上奥には展望台もあります。

別アングル(もう少し進んだポイント)から見ると、こんな景色です。

岩がニョキニョキ突き出しているのは、異様な光景ですね。

さて、八幡沼の方へ向けて進みます。また下りです。

(いったん、終わります。文字数の制限のようです。)

さらに興味のある方は【後半】へどうぞ。ただ、もうすぐこの旅は終わります。


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