【撮影日:2024/7/14】
前回の探索→2018年12月1日「非公開!の打間木洞」へ
もう、6年前になるんですねえ…。この時は「国立岩手山青少年交流の家」のイベントに参加したのでした。
ガイドさんがついていたので、探索は時間が限られ、限定的であったと思います。
「最近、よくこの界隈を訪れていますので洞窟もまた行きたくなった。」
まあ、こんな感じです。
ただ、普段は非公開なので、入れるのは年に2回のみ。「打間木洞まつり」の日です。
→「打間木洞まつり」にリンク
というわけで、打間木洞まつりの様子です。
周辺の民家も5~6軒ほどしかないのに、どうやって「祭り」を運営しているのか…実に謎ですが…。
けっこう、屋台が出ています。美味しいものが沢山です。(もちろん食べた)
なにやら、演歌歌手も来ています。津軽三味線も聞けました。
そして、今回の目的は洞窟探索です。
洞窟を目的とする同好の士が続々集まります。
参加者には長靴とヘルメットが貸し出されます。ヘルメットは実に必須です。
あと、汚れてもいい服装…(*´Д`)
入り口はいつものこちら。
……なんで「春日明神」なんでしょう…?
この右奥に入り口があります。
入口に葉っぱがうずたかく積もっているのはわざとです。
「ハコネサンショウウオ」という珍しい両生類の産卵場になっているかららしいです。
▲こんなやつです。入り口付近によくいるようです。
▼入口には前回紹介しましたが、こんな祠があります。
ちなみに、隣にあるのはこの日売り出していた豆腐田楽の豆腐を冷蔵保存している模様。
洞窟の中は気温10度以下で涼しいので、天然の冷蔵庫です。(*´▽`*)
さて、今回も入ります。
中は配電の施設があり、照明がわりと行き届いているので明るいです。
もっとも、それは照明の届く範囲に限られます。
あと、鍾乳洞の一種なので、中は割とビチョビチョです。
暗いし、思わぬところが汚れます…。(;^ω^)
今回もガイドがついての見学だと思いましたが、なんと、自由行動なんですね。
いちおう、一本道で奥までは行けます。
鉄の梯子や通路が整備されているので、一応安全です。
岩肌がすごいですね…。ゴツゴツして。
幅が広いところは二つ階段を作っていただいています。これはありがたい。
「大富士」と名付けられた岩壁。鍾乳洞はこういう「見立て」が多くあります。
ちょっと狭い場所も通ります。レジャー施設でないので当然です。
ちなみに、ここの亀裂はこんな感じです。歩道を作ってくれないととても進めませんね…(*´Д`)
縦割れに裂けた道など恐ろしくて進めませんよ。
これが天井の様子。
岩が容赦なく低いので、ヘルメットは実に必須です。
思わぬところで、岩に頭をぶつけるからです。ヘルメットがないと、何度も頭を切っていると思います…(*´Д`)
あと、こういう岩もけっこうぬるぬるしています。
一応、軍手をしていきましたが、グチャグチャになりました。
泥で。
ただ、中はとても涼しいです。この日も外は30度近くあったわけですが、中はせいぜい10度程度です。
自由行動ですが、みんな固まって動きます。
滅多に見られない自然の神秘に息を呑みます。
ついつい天井を見あげるのですが、蝙蝠は見えません…。
途中まではたくさん、人がいたような気がするのですが……
ついつい見とれていますと…
▲けっこうビチョビチョです…(*´Д`)
龍泉洞のように派手な地中湖や川はないのですが、少量の水が常に岩肌を覆っている感じです。
みなさん、足元に気を付けてくださいね…。けっこう滑ります。
梯子の所は比較的安心できます。
ちなみに、人数制限もしていないようなので、けっこう人が入っていました。
思い思いに動けるので、いろんなところをウロウロできます。
そして、じっくりと写真を撮りたい放題…。しかも涼しい。居心地がいいです…。
終着点はこの辺です。ロープが張っていますが、
足元はこんな感じで、すごく滑りやすくなっています。
この先の梯子より先は進めないようです。
梯子がぐるりと回る形になっています。
この辺で、いろいろ写真を撮っていると、とたんに人がいなくなりました…。
みなさん、帰ったようです。
こうも暗いとなかなかピントが合わず…
写真を撮るのに苦労します。
本当はズームしてあの名札も撮りたいのですが…なかなかうまくいきません。
ただ、周囲に全く人がいなくなるのも若干、焦ります…。
取り残されたらどうしよう…。
(ただ、よく見ると、係員らしき方が所々にいてくれています。)
そろそろ、撮影も切り上げますかね…。
とはいえ、せっかくの機会なので、もっと撮りたい!!!(*^▽^*)
滅多に入れないのですから。
▲「石筍」(せきじゅん)かな???
こういう深い、光の届かぬ先に探検してみようという、洞窟探検家ってすごいっすよね…。
ワタシ、最近吉田勝次さんの『洞窟ばか』という本を読んで、少し洞窟に憧れていたんですが……、
絶対、無理っす!!!
こういう、闇の奥に入っていくとか無理っすわ。それに帰還の保障もないわけだし。
こういう、洞窟を開拓していった人って本当にすごいっすよ。
例えば、この打間木洞はいつごろ発見されて、いつ頃探検されて、中がどれだけ明らかになっていて、まだ不明の領域はどのくらいあるのかとか、さらに、最深部はあるのかとかいろいろ不思議なことだらけ。
教育委員会に尋ねればある程度は明らかになるのでしょうが、人が知らないことって、多いですよね……。
けっこう、いろんなところを探索できます。
今回、写真には収められませんでしたが、真っ暗な洞窟にも入れました。
いろいろ歩き回っていると、自分がどこにいるのか分からなくなります。
(方向感覚を失う)
そんな中で洞窟を探索するなんて…。
出口に近づくと、ほっとします。
さあ、出口です。いやあ、楽しかった。しかし、出てからまた暑さが待っていると思うとちょっと憂鬱……(*´Д`)
冬の氷筍観察会も…来るかな…。(*^▽^*)
(終わります)
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