ここのところ、ただひたすらにかかりきりだった、
竹取物語の通し訳がようやく終わりました。
基にした原文は、手元で27ページ。
九月の頭からやっていたので、ならすと1日半ページくらいしか
進まなかった計算になります。
単語や少々の文を抜いて訳しているときはまったく気になりませんでしたが、
通して訳してみると、ものすごくきつかったです。
解釈と意味に悩み、周りの文を読んだり、
近い時代のものを調べたりで、
たった一単語、一文にまる一日悩んで終わるなどもぼちぼち。
ただ、数百年まともに訳せていない箇所も、
最初にわたしが思っていただけでなく
ほかにもあったことがわかったり、
解釈がものすごく適当なままである文をいくつも見つけられたりと、
いろいろな発見があったので得るものは大きかったですけど。
まだ、全体のバランスをとっての訳直しもあるので気は抜けませんが、
とりあえず大きな山は越えられてほっとしました。