電子回路の一部に抵抗の高い導線を使えば、
その長さ調節で気楽に可変抵抗が作れるという話を見ました。
お勧めはニクロム線だというのでお店で探してみたところ、
ユニクロムの線しかありませんでした。
ニクロム線とユニクロム線は違うのか同じなのか悩みますが
悩んでもわかるわけもなく、しかたなく帰って調べます。
すると、ユニクロム線とニクロム線はまったくの別物ということがわかりました。
ユニクロム線は、鉄にユニクロームめっきをして
さびどめかなにかしたものだそうです。
一方でニクロム線は、ニッケル×クロムの合成物だそうです。
ニッケルの抵抗は約6Ω、クロムの抵抗は約13Ωなのに、
ニクロムに合成すると107Ωにもなって、発熱もしやすくなるという
特性が生まれるのだとか。
こんなわけのわからない変化、もう錬金術と言ってもいいんじゃないかと思います。
ついでに知ったことによると、エナメル線は、エナメルの線じゃなかったのだとか。
わたしはエナメル線はエナメルに電気を流す線だと思っていたのに、
使うときに導線として使う中の銅色をしたのは本当に銅線で、
外側の濃い焦げ茶の絶縁部分がエナメルだったとのことです。
しかもエナメルというのはなにかメッキの一種のようなものをエナメルと
通称するだけで、エナメルという名前のなにかは存在していないとも知りました。
だから歯の硬い部分もエナメル質といって、基本概念はエナメル線の
エナメルと同じだったそうです。
知らないことを知るのはおもしろいです。
ドライヤーからも取れます
しかし電流で抵抗値が変わるので使い辛いです
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長さだけかと思っていました。