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直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
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何でも好き嫌いなく食べる子の異常性

2021年09月28日 | ちょこのひとかけ
昨日『なんでも好き嫌いなく食べる良い子』
といった文字を見た瞬間、
あれ、これいいことなの? と疑問に思いました。

たとえば、こどもが喜んで食べる、カレーとかから揚げとか。
食べてるこどもに
「これ好き?」
と大人が訊けば、返ってくる言葉は
「べつに」
です。
何を食べてもその調子です。

わたしはかつて大学生になるまですべてをあきらめ、
食にも人生にもまったく興味をもてなかったので、
昼ごはんにはカロリーブロック的なもの半分と缶コーヒーだけを
何年にも渡って食べ続けました。

「それで飽きないの?」とか「それが好きなの?」とか
訊かれたこともありましたが、
答えはだいたい「べつに」です。

食べ物なんて食べるしかないから食べるのであって、
カロリーブロックも缶コーヒーも
安くて早くたべられて安定した味だから口にしていたに過ぎません。
そこに、自分がそれをどう思うか、
それが好きなのか嫌いなのか、意識を挟む余地などはなかったのです。
正直周りがなに言ってるか意味がわかりませんでした。

でも、世の中の人は、
おいしいものには大金をかけ、
嫌いなものは食べずに過ごすものなのでしょう。

自分が好きだから、おいしいから、
どこか行く人に「あの食べ物買って来て」とかも
言ったりするはずです。

自分がそういう人間であるにもかかわらず、
なぜ、『なんでも好き嫌いなく食べる子』を
いい子と考えられるのか、まったく意味がわかりません。

おいしいものを食べたときに、
「これおいしいねー」
と言うとか、
好物を出したときには、普段おかわりしない子が
おかわりをして嬉しそうにするとか、
そういうほうがよっぽど人間らしくていい子だと思わないでしょうか。

特別おいしくできた料理を出そうが、
失敗した料理を出そうが、
ちょっといたみはじめたものを出そうが、
好きも嫌いもあらわさず、
ただもくもくと食べて食事を終わりにする人って……
食事に一切興味がなくて、
それを食べなければいけないから食べる、みたいな
義務感で口に入れて排泄する、
便製造機みたいなものだと思います。

絶対に生き物として異常だし、
それをいいものとしてはいけないと思うのです。
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