母が嬉々としてとあるパンフレットを持ってきました。
なんでもそこの群集の中にわたしが写っているのだそうです。
それはすごいと見てみたところ、どうにもニセモノでした。
そもそもあまりはっきりと写っていないのですが、
わたしっぽい顔、わたしっぽい髪型、ありそうな服を着ています。
でも、持っていない服、ありえない着方をして、
荷物を普段使わない手で持っていました。
わたし個人としては確実にニセモノと思うのですが、
両親はわたしだという可能性を捨てきれないようです。
かつても高校時代、同じクラスにわたしのニセモノみたいなのがいましたし、
教育実習のときも、別の学校にわたしっぽい見た目の先生がいると驚かれました。
わたしが何かするときは意外と近くにわたしのニセモノがいるので
なんだか微妙な気分です。
そこらにわたしっぽいのがいるということは、
わたしの顔は十人並みなのかと考えると、
さらに微妙な気分になります。
ニセモノはこちらに影響が及ばないよう、慎ましやかに生活してほしいです。