お正月に、煮貝っぽいものを買ったようで、
きれいな貝殻がありました。
そういえば螺鈿細工ってこういうので作るんだなあと思い、
とってみました。
とりあえず、螺鈿細工の作り方をネットで調べてみます。
……と、漆塗りと組み合わせるようなことが書いてありました。
白系できらきら光るので、地は黒などが合うようです。
その漆の塗り方を見てみると、
塗る→乾燥させる→磨く→塗る
のくりかえし。
そういえば昔も見ましたが、ただめんどくさいなあとしか
思っていなかったような記憶があります。
でも、今なら。今なら思うのです。
――これ、サフ作業とおんなじじゃない、と。
わたしはめんどくさがりなのでサフもうまく磨けませんが、
ほんとうにうまくサフをかける人は、
表面に傷ひとつないようなつるっつるに仕上げます。
ああいう人はきっと、漆を扱ったらうまくやれるのではないかと
ちょっと思いました。
漆細工の後継者がいないのなら、腕のいいモデラーや
サフ仕上げ人をスカウトして鍛えたら結構いい感じになりそうだと
ふと思った日でした。
漆=高級なサフ。