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直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

この世は地獄

2019年03月29日 | ちょこのひとかけ


死んだら地獄にいく云々はよく聞く話ですが、
死んだあとを考えずとも、そもそもこの世こそが地獄ではないかと思います。

運のよさで勝手に救われて幸せになる人がいる一方で、
何にも救われず苦痛だけを与えられる者がいます。

お金持ちの家に生まれたから、
苦痛のない人生を選べたから、
運がよかったから、
普通の努力をするだけでその努力は報われ、
他人と思いを通じ合って、結婚して自分たちの家庭を気づいて
こどももいて、会社でいい地位について、いいお金を稼いで、
余裕ある生活で将来を楽しみに生きる人がいます。

でも、生まれが悪かっただけで、
運が悪かっただけで、
どれだけ努力を積み重ねようと成功にはとどかず
積み上げたものを周りが壊すような、
賽の河原で石を積み続けるような仕打ちを
受け続ける人がいます。

わたしもいろんなことをやってきましたし、
努力だけはつんできました。
成果を言ってみろというなら、
現在の古文解釈のそもそもの誤りだって根拠をもって指摘できますし、
大半の神社が自分で祭る神を間違えていることや
神の名前を間違えていること、あるいは神社の名前を間違えていることだって
指摘できるほど、古文を読み、研究してきました。

でも、どれだけ研究しようが論文をかこうがゴミとおんなじ。
それがどこかに届くこともなければ成功にいたることもありません。
正しく発表できない研究なんて路傍の石です。
運が悪ければ、努力をする意味なんてなにひとつないし、
そもそも生きている意味もないのです。

そう悟り、実感し、噛み締めると、
自分が生きていること、生きることが
どうでもいいと思えるようになりました。
もう自分が死ぬことはまったく怖くありません。

探偵小説なんかでは、自殺する人間がなにかの予約をしておくものか
なんて言われますが、自分がそういう身になってみると、
別にまったくおかしくないと思います。

常にぎりぎりの気分で生きていても、心がちょっとまともなときに、
やらなければいけないこととして何かの予約をし、
その後、とうとう気分がだめラインを超えたのでそのまま死ぬ。
なんてことのない普通の話です。

わたしも来週のゲームのイベントには参加予約をしてみましたが、
わたしの人生でそんなことやってる場合ではないとは
常に思っていますし、毎日、今日死ぬべきではないのか、
このまま寝て、寝ている間に死んでいないものかと思っていますし、
まわりから、お願いだから今日死んでと言われたら
問題なく死ねるくらいの気分で生きています。

たとえば甘いもの好きな人が、
「今日はがんばったし、ちょっと高いケーキ食べてみようかなあ」
くらいの気分が、
別に生きたくない人にとっての、
「今日は苦しんだし、ちょっと死んでみようかなあ」
くらいの気分と同等に思います。
死ぬことはまったく怖くないし、難しくないし、
死のうとする行為は別段たいしたものではありません。


『普通』に生きることがこれほど難しく、
わたしの手には届かなく、
ただ生きることさえこんなにも苦しいものだとは。
わたしほども努力もせず、世に誤った古文解釈を出す人間、
神の名を間違っても平気な人間が。

運がいいというだけでへらへら笑いながら生活し、
ちょっとの努力で成功をつかんだだけの人間が。

わたしやわたしのような人間に、
もっと努力しろ、努力が足りない、成功できないのは自己責任だ
などといってばかにしてくる世界。
どれだけ努力を積み上げても、そういう人間たちこそが
笑って全部を崩してめちゃくちゃにして、どこにも届かなくする世の中。

この世は、地獄です。
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Unknown (運が悪い男)
2019-09-05 00:06:51
俺もまさに同じ気持ちで生きています。
「人生は全て決まっている」という運命論を信じてみたくもなる。それが本当なら、報われない努力にも、不運や理不尽にも意味があったと思えるから。
でも同時に、「全ては偶然であって意味などない」と言われた方が、この現実にしっくりくる、とも思う。
どの宗教の言うことも矛盾だらけ、どうせ誰も本当のことなんてわかっちゃいないに決まっています。
1つ願いが叶うなら、この世界の構造をちゃんと知りたい。ただし肉体を持ってこの世に生きているうちに。
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