ドラゴンクエスト４

友達がこのまえのお礼にと
ＤＳとドラクエ４を貸してくれました。
なんでも11月22日発売だそうで、
貸してくれた23日といえば翌日です。
何度もやっているのに、またやってしまうのは
なぜなのでしょう。

充電はしっかりしてあるので結構もつと言われて
やりつづけていたところ、
２章で全員の装備を最高まで買ったところで
いきなりの黒画面。
最後のセーブは３時間４分でした。
そこからコードをつないで再開し、
同じ場所にいくまでに１時間。
どうやら４時間ほどでバッテリー切れしたようです。

ＭＰ３プレイヤーが１０時間ほどもつので
同じ感覚だったのが失敗しました……。
いったんリセットされると
すごくモチベーションが下がります。
元の場所に戻ろうとするのに、
唯一のキメラの翼を変な場所に投げてしまって、
すごい勢いで電源の入り切りを繰り返しました。

いまのところの感想は、
タッチペンがつかえないのでＤＳの意味がない、
という感じ。
ちっちゃい画面はすごく見づらいです。
電池切れのない筐体で、遠くに画面を見ながら
のびのびとプレイしたかった……。
それだけを思います。
どうせなら電源はありでいいですから、
wiiに接続して画面に映すこともできるとか、
そんな感じの方法がほしいです。


それはさておいて。１４時間くらいかかって
５章に突入しました。
昔は防具も武器もないままいけるときに
いけるとこまで突入して敵が倒せなかったり
したものですが、今はなぜか最高まで
装備をそろえることが苦痛ではありません。
これが年をとったということなのでしょうか。

それと、年をとったのかなあと感じた別シーン。
５章で勇者の村が襲われ、勇者がかくまわれるところで、
倉庫の中の農夫らしき人が言います。

「おお、魔物が攻めてきただか。それでは戦わねばな」

いつかは勇者を狙って魔物が来るかもしれない、
そのときは殺させないために戦わないといけないだろう、
そう思ってはいたのだと思います。
でも、彼は農夫なのです。
そして、村はたかだか山奥の村。
人手だってそうあるわけではありません。

勝てないのはわかっていて、
それでも戦わないといけないのもわかっていて。
義務ではなく、ただ自分がやるべきこととして、
みんなで育ててきたあの子を守るために
怖さを乗り越えて、あたりまえのように戦いに行く……。

たとえば何十年握り続けてきた、
命をはぐくむための農具を置いて、
一匹でも多く殺すため、
それも結局最後は自分が殺されるために、
人生の終わる瞬間に握っているはずの
武具を手にする気持ちはどんなものかと思うと、
ほかのどんなところでもなく、
そのシーンとセリフに心が揺れました。
……昔はそんなことなにも思わなかったのに。

人間年をとると涙もろくなって困ります。