

第一段階 優しい言葉で
まず最初は、優しい言葉をかけてくれる使者が現れる。
「大丈夫?」「疲れてるんじゃない?」「無理しなくていいよ。」
しかし頑張りやはこれくらいのセリフでは、お知らせであることに全く気付かない。
「私は大丈夫だから・・・。」とか言いながら、頑張り続ける。
すると第二段階のお知らせがやってくる。
第二段階 今背負っている荷に負荷がかかる
負荷とはマイナスの荷物のこと。
優しい言葉では、自分の荷を降ろすことができないので、
今背負っている荷を重くすることで、本人が手放すように仕向ける。
具体的には、家族(特に子供)が病気になったり、仕事でトラブルが起きたりする。
(なんらかの形で今やっていることを中断させられるような出来事が起きる。)
しかし頑張りやはこれもなんとか乗り越えようとする。(試練だと思ってプラスに考えたりして。)
第三段階 今背負っている荷にさらに負荷がかかる
気付かずまだ頑張り続けていると、自分の荷にさらに負荷がかかる出来事が起こる。
『これならどうじゃ?』『これなら手放すじゃろう?』と、背負っている荷がどんどん重くなっていく。
具体的には、自分に精神的ダメージを与えるような人物が現れたり、
家族が崩壊の危機に陥ったりと、人生の中でも危機的状況が起こる。
本人にとって自分の生き方を見つめ直し、
自分の心の声を聴いてあげる絶好の機会なのじゃが、
ほとんどの者が、なぜ自分にこんなことが起こるのか分からず、
嘆き悲しんだり、相手に対して猛烈に怒りの感情がわく。
第四段階 自分が動けない状況に追い込まれる
自分自身が大病にかかり、もうこれ以上どう頑張っても続けられないという状況が起きる。

できれば早い段階で方向転換してくれることを願ってやまぬのじゃが、
最終段階まで行ってしまう頑張りやが後をたたない。
「頑張りやの自己犠牲タイプは、自分の限界を超えて荷物を背負ってしまいがちなのじゃ。
その荷が自分を苦しめていることを、魂はよく知っている。
『辛い・・・。苦しい・・・。』そう叫んでいる。
しかし、なかなかに人は自分の荷を手放すことができぬのじゃ。
人はな、心で感じることと、頭で考えていることが違っていることがよくある。
心は苦しくて潰れそうなのに、頭はまだ頑張れると思っている。
その者の魂が本当に潰れそうになったとき、このように何段階にもお知らせがくるようになっておる。
自分に精神的ダメージを与えた嫌な相手も、
大きな視野で見ると、その者を方向転換させるために、絶妙な役割としてそこに存在している。
大嫌いな存在かもしれぬが、実は隠れた真の救世主である場合があるのじゃよ。
ま、むろん相手は、意識して隠れた救世主の役をやっているわけではないがな。
自分を大切にしてあげなさい。
自分の心の声に耳を傾けてあげなさい。
自分の心は「苦しい」と言っていないか?
自分の体は「苦しい」と言っていないか?
自分が満たされていて、はじめて人と分かち合うことができる。
自分が満たされていないのに、人にばかり愛を放っていると、
エネルギーが枯渇して、そのうち続かなくなる。
そんな苦しい道を歩むより、まず自分のために愛を注いであげること。
自分が満たされれば、自然とあふれた愛を分かち合いたくなってくる。
これが一番自然で無理がない。
自分も相手も潤う答えが存在する。
自分も相手も楽に生きられ、なおかつうまくいく知恵が存在する。
うまくいかないことが次々起こったとしたら、それは立ち止まって考える時。


『あなたのハートはなんと言っていますか?』