保育士夫婦の大らか?子育て・保育園日記

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子どもたちの100の言葉

2011年06月04日 | 育児
今回は少し真面目な内容です(笑)

これはすでに私たちの園ではスタッフが学び、考えて保育の展開をしています。
私が展開する多文化教育にもほぼ通じます。
心洗われます。
そして、子どもへの見かたが変わります。
前から載せたいなあと思っていましたが、すでにいくつかのHPでも
アップされていたので載せたいと思います。


「子どもたちの100の言葉」
ローリス・マラグッツィ (田辺敬子 訳)

でも、百はある。


子どもには 百とおりある。
子どもには 百のことば
百の手 百の考え 百の考え方
遊び方や話し方 百いつでも百の 聞き方
驚き方、愛し方
歌ったり、理解するのに 百の喜び
発見するのに 百の世界
発明するのに 百の世界
夢見るのに 百の世界がある。

子どもには 百のことばがある
(それからもっともっともっと)

けれど九十九は奪われる。
学校や文化が 頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう 手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい 話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは 復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう
目の前にある世界を発見しなさい 
そして百のうち
九十九を奪ってしまう。

そして子どもにいう
遊びと仕事 現実と空想
科学と想像 空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと。

つまり
百なんかないという。
子どもはいう
でも、百はある。


いかがでしょう?

これは、現在、世界で最も注目され、評価の高いレッジョ・エミリア保育の創設者の一人であるローリス・マラグッツィの詩です。
 レッジョ・エミリアとはイタリア北部にある小さな町(市)の名前です。このレッジョ・エミリアでは、第2次世界大戦直後、それまでの変革と圧制から解き放され、新しいより公正な世界の創造を求めて、男も女も力を合わせて、幼い子ども達のために、自らの手で学校を建てようとしました。そして、労働者、農民、当時のイタリア女性連合が力を合わせ、幼児学校が創られたのです。「すぐれた人材を育てるには、まず乳幼児から」いう理念のもとに、親ばかりでなく市民総出で運営し、幼児の創造力や、表現力を徹底的に伸ばすことを第一のモットーとしてきたのです。

今日の社会、教育の中で、幼児のみならず、小学校以上でも取り入れていくと良い考え方です。政治の世界も子どもたちが夢を持てるように、そして、もっと単純に考えていっても良いのではないでしょうか?大人も学び多き詩です。

下記のHP参照
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kkh/kodomotatinohyakunokotoba.htm

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