
【福島のきもの】
私は産まれも育ちも福島県です。
福島に居たのは18歳までで、東京へ行き10年になりました。
里帰り出産で3ヶ月の帰省をしているので、きものの勉強はもちろん、福島のきものを詳しく知りたいと思いました。
ですが………福島ってあまり有名な着物も無いし種類も無いんだけど(涙)
[福島のきもの]
・会津木綿
・会津からむし織
・会津上布
・川俣羽二重
福島県では上記の織物が織られており、着物の素材や帯の素材となっています。
○会津木綿・・・福島県会津若松市で織られており、素朴な「会津縞」が特徴の木綿です。
○会津からむし織・・・30年程前から作られる様になった麻織物で、「会津上布」とも呼ばれていた。
福島で一番知られているのは、「会津からむし織」の様な気がします。
この織物の素材は麻ですが、その栽培しているところは、福島県大沼郡昭和村で「苧麻」という原料を作っています。
そう・・・・この苧麻。
以前、小千谷縮を紹介した時に出てきた素材と同じなんです。
だって、この昭和村が新潟県の越後に供給をし続けてきたのです!!
昭和村の苧麻のお陰で、新潟の小千谷縮や越後上布があると言っても過言ではないでしょう!!
会津からむし織も同じ素材ですから、夏の着物ではとても重宝されます。
薄くて軽くて、ジメジメした日本の夏には、最高の着物と帯になるでしょう。
