林真理子の小説はよく読む。
よく読むが「好き」という気持ちがどうか、よくわからない。
というのも、読後の心が非常にザラつくからだ。
数年前に、30代の働く女性をターゲットにしたファッション誌『ドマーニ』に
連載されていたのが『anego』。
毎号、必ず読んでいたというわけではないが時々読んでいた。
文庫で出版された『anego』を今回読んだ。
チラ読みしているときから思っていたが
この小説は、もしくは林真理子の小説はイタイ。
あまりにもリアルだから。
自分、もしくは自分の周囲の出来事と重なる部分が多すぎる。
人は、無意識に自分の行動を正当化しているものではないかと思う。
仕事にせよ、プライベートにせよ、自分の発した言葉にせよ、考え方にせよ。
人の振り見て我が振り直せ、とはよく言われることだが
その”我が振り”は意外にも正しく見ることは出来ない。
心の中に「だって」「でも」という言い訳がたくさんあるからだ。
主人公の奈央子は、自分の行動を冷静に見ているようで
実際、たくさんの言い訳をしながら生きている。
読者(第3者)がみれば、
何でその選択をする?
と歯がゆいばかりなのに、いざ自分がその立場になったときには
やはり奈央子と似たような言い訳を自分もしているものだ。
日頃、目を背けて見ないようにしている部分を
林真理子は抉り出し、突きつけてくる。
だから、嫌なんだけど読んでしまうし
嫌なんだけど、好きなのかもしれない。
よく読むが「好き」という気持ちがどうか、よくわからない。
というのも、読後の心が非常にザラつくからだ。
数年前に、30代の働く女性をターゲットにしたファッション誌『ドマーニ』に
連載されていたのが『anego』。
毎号、必ず読んでいたというわけではないが時々読んでいた。
文庫で出版された『anego』を今回読んだ。
チラ読みしているときから思っていたが
この小説は、もしくは林真理子の小説はイタイ。
あまりにもリアルだから。
自分、もしくは自分の周囲の出来事と重なる部分が多すぎる。
人は、無意識に自分の行動を正当化しているものではないかと思う。
仕事にせよ、プライベートにせよ、自分の発した言葉にせよ、考え方にせよ。
人の振り見て我が振り直せ、とはよく言われることだが
その”我が振り”は意外にも正しく見ることは出来ない。
心の中に「だって」「でも」という言い訳がたくさんあるからだ。
主人公の奈央子は、自分の行動を冷静に見ているようで
実際、たくさんの言い訳をしながら生きている。
読者(第3者)がみれば、
何でその選択をする?
と歯がゆいばかりなのに、いざ自分がその立場になったときには
やはり奈央子と似たような言い訳を自分もしているものだ。
日頃、目を背けて見ないようにしている部分を
林真理子は抉り出し、突きつけてくる。
だから、嫌なんだけど読んでしまうし
嫌なんだけど、好きなのかもしれない。
等身大でもあったし、おもしろかったっす。
最近は、読んでないですけど、あの頃の林真理子さんから年月が経っているから、もっと成熟した内容を楽しめるのではないかと思ったりもします。
anegoって、篠原涼子のドラマの原作ですよね?
原作は読んでないですけど、ドラマは見ました。
ほんと、奈央子には歯がゆかったっす。なんか、人のタメにがんばるのに、自分に返ってこないっていうか、そういう理不尽さを感じました。
でも、現実ってそうなのかもしれません。
葉月さん、多分、林真理子の作品好きなんだと思いますよ。
感じること、考えることは無限大!おおいに楽しみましょう!
きっと好きなんだと思います。
文庫だろうが何だろうが、自分でお金払って買っているんですもの(笑)
今の林真理子さんは、otacoさんがお読みになっていた頃に増して、深くグリグリ来るかもしれません。
ずいぶんな取材をしているんだろうと思います。
篠原涼子さんのドラマは観ておりませんが、
ずいぶんヒットしたようですね。
ね^^
大変な時期のようですが、御自身のお体にもお気をつけてください。