映画 『ハイジ ＨＥＩＤＩ』

少し前になりますが『ハイジ』を観てきました。

『アルプスの少女　ハイジ』をみて育った世代の私。
少し大きくなってからは　原作『ＨＥＩＤＩ』も何度も読みました。
なんていうか『ハイジ』と聞いただけでノスタルジー。
木靴はいて、ペーターと「山が、山が燃えてる～～～」と
夕焼けに向ってアルムの山々に叫んでる様子が速攻目に浮かびます。
（あれって宮崎駿アニメだった？）



アレだけの長いお話を２時間に収めるということ自体に無理がある。
これは先日見た『ゲド戦記』だって、他の長編作品だって同じ事です。
だからそれについてクドクド言うのは「ちょっと違う」気がします。


私はアニメ版と原作を何度も観て、読んでいるから
映画のサラリとした内容の裏に潜むたくさんの出来事を補って観る事が出来たので幸いでした。
大人世代はみんな同じじゃないかしら？

おじいちゃんがね、おじいちゃんなんだけどカッコいいのね。

背がスラッと高くて、何より足がとても長い＆真っ直ぐ。
しゅてき～～とおじ様好きな私は思ってしまいました（笑）。

おじいちゃんの作ったチーズ食べてみたい！
でもヤギの乳なのよね。
無理だわ。
ヤギのチーズは苦手です。


ラストシーンで、ハイジが
「おじいちゃん、愛してるわ」って言うのよね。
二人は固く抱き合うのね。

家族であれ、兄妹であれ、恋人であれ、誰であれ
愛し、大切に思っているのだという気持ちをキチンと伝えることの素晴らしさ。
気恥ずかしくて、つい口にしないのだけど
本当は伝えなくてはいけないのよね・・・・。


何度も何度もハイジの言葉に目頭が熱くなった私でした。


・・・・それにしても。
ロッテンマイヤーさん、ずいぶん怖かったです。
それにかなりお年を召してました・・・。
肝の据わった私でさえ「こわ～い」と呟いてしまいましたわ。