超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

劇団四季『オペラ座の怪人』 @汐留四季劇場

2006年07月09日 | 日記
昨日は友人と連れ立って『オペラ座の怪人』を見に汐留へ。
今回は映画ではなく、劇団四季によるミュージカルです。

10年ほど前にも日比谷の日生劇場で観ていたのですが、
あの時は「ファントム=気味悪い怪人のおじさん」にすぎず
ラストシーンでは無事にラウルの元に戻れたクリスティーヌに
良かった、良かった、の拍手を送っておりました。
若いもの、美しいものにのみ価値を見出していた底の浅かったわたくしよ・・・。

2度目の四季ファントムは、映画以上に悲しかったですね。
残酷な悲恋でした。

初めてクリスティーヌに仮面をはがされ、怒り、罵り
でも、美しいものに対する憧憬とクリスティーヌへの愛を口にしながら
にじり寄っていくファントム。
片手は醜く焼け爛れたような自分の顔を隠している。
クリスティーヌに触れようと思わず手を伸ばすけれど
手を伸ばせば自分の顔を見られてしまう。
結局、顔を隠してクリスティーヌには触れなかったファントム。

ここで号泣してしまいました。
つらい~~~。


やはり生の迫力は素晴らしいですね。
映画もいいが、舞台もいい。
8頭身のセクスィ~なファントムもいいが
5頭身のねっちりとした中年のおじ様ファントムもいい。

割れんばかりの拍手に、カーテンコールは実に6回もありました。

はい。
映画ばかりでなく、四季のネッチリファントムにもはまりそうな私です。
(今回は村さんのファントムでしたが、高井さんのファントムはどんな?)



おまけ

汐留の日テレタワーの広場で岡本太郎氏の巨大な絵が公開されていました。



これもすごい迫力でした。

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5 コメント

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見たのね~。四季~。 (うめもも)
2006-07-09 23:13:46
中年のおじ様ファントム・・・。

画像を見てるだけでわかります。

怪人はやっぱり怪人だったのね。葉月ちゃん。



映画「オペラ座の怪人」は、ファンタジーでした。

美しく悲しいお話。

でも、そうなのよ~。

あのファントム様が老いると話は別。

あっという間に悲壮感倍増。





岡本太郎画伯の壁画も見てきたのですね~。

キレイ~。お写真、みせていただいて嬉しいです。

ありがとう。葉月ちゃん
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人生経験 (ボワシエール)
2006-07-10 00:16:24
同じ作品を見ても、人生経験をつむと見方も変わるものですね。



パリに来てから、プッチーニの「つばめ」というオペラを見たのですが、主人公の女性が最後に若い恋人を捨てて、もとの金持ちのパトロンのところに戻るシーンは切ないと思いました。



主人公が「親から勘当された貴族の若い恋人を、金の切れ目が縁の切れ目となって捨てて、結局、金持ちのもとに帰った」みたいな、金目当ての女性というような解説があったのですが、私の目からは、「分別のある年上の女性が、若い恋人の将来を思って身を引いた」ように見えました。それって、やっぱり歳をとったからかなあ、なんて思いました。
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追加・・・映画「オペラ座の怪人」ファン増殖中 (うめもも)
2006-07-10 15:41:57
私の友人のナカロックさん、覚えてる?

重度障害のある・・・。

あの方が私んちの「オペラ座の怪人」の記事で

興味を持ち、「映画見る~!」と言ってましたよ~。



恐るべし!葉月ちゃんパワー

映画「オペラ座の怪人」ファン増殖中・・・。
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ボワシエールさん (葉月)
2006-07-12 08:19:35
そうですね・・・。

歳ともに思慮深くなるのでしょうか?

見えていなかったものが見えるというか?



実生活でも、そんな風に大人に解釈できてるのかイマイチ不安ですけど。
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うめももさんへ (葉月)
2006-07-12 08:23:32
悲壮感倍増。

全くです。

映画ラストのクリスティーヌは、ファントムにも心を残していった風情があって救われるけど

舞台のクリスティーヌは、恐ろしい怪人の手からやっと逃れられて愛しい恋人の元に戻れた!!な感じ・・・。

救いなし。

可哀相だったわ。

もう号泣しちゃったわ。



ナカロックさんも興味を持ってくださったのですか?

男の人が見るとどうなんでしょうね?

感想言ってたら教えてね。
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