天皇陛下のご決断

今上天皇のご決断のニュースを聞き
さまざまな事をとりとめもなく考えました。

御即位されてから、幾度となく陛下のメッセージを聞き、読む機会がありました。
わたくしが触れるそれは、常に人びとを憂い心を寄せる言葉、そして"過去への反省"がこもった言葉でした。

日本人の、日本の象徴という、かなり曖昧な立場で居続ける事の御心労は、計り知れないものがあるでしょう。
絶対的な権力はもたず、
言動の影響力は多大。

日本中である意味最も不自由な生活を強いられているのかもしれません。

今回のご決断は、御自身の為だけではなく、皇后様の為をお考えになってのことだろうとも想像します。


昭和天皇の御崩御の際には、その喪失感が半端ではなかったなぁ、と思い出します。
重い御病状を日本中で見守っていた日々。

昭和天皇の御崩御で悲しいのに、それは同時に御目出度い新天皇の誕生を意味する。
とても複雑な気持ちでした…。
当事者である陛下はどのような御気持ちだったのか。
御自分の御父様の死を悼む十分な時は無かったのではないかしら。

お立場とはいえ、お辛いことです。



どうかどうか重すぎる肩の荷をおろし、御自分と美智子さまの事だけを想い、穏やかに穏やかにお過ごしいただきたいと願っております。