好雨は、こ-う
ちょうどいい時機に降り始めた
春の夜雨のこと
少しずつ春へ
有名な詩人杜甫の詩にも、
”春夜雨喜”
いい時機の雨を詠んでいます。
静かで、やわらかな・・生命の息吹がきこえてきそうな雨音♪
「雨」は、涙のたとえとも考えられていた古代
日本人と雨は、
古くから生活にもかかせない合図や知らせという神聖な存在。
特に春の雨は美しく、
和歌にもよく詠まれているそうです。
好雨(こーう)
言葉の響きからも捉えてみました。
落ち着いた表情の中に、上品さも秘められ
美しい音色となって反射する、
雨の輝やう光が明るく、暗く、響きます。
一瞬で消えゆく雨、雨脚、
輪唱のように安らかな音へ、程よい強さと弱さが唱えとなって
好雨の表情も捉えます♪
優雅に、上品に、恵みの雨となるのでしょうか
流れるように匂い立つ麗しき香がします。
地へ程よく恵みよく、重なりあって
まもなく春立ちます。