「時空を越えて」を買った訳だが

まずは曲に関して言えば悪くはない、とだけは言っておく。
こういうタイプの曲は嫌いではないし、ジョー・リノイエが参加していたユニット、ROmantic-Modeの「DREAMS」も好きな曲のひとつではあるし。

しかし、音の配置に問題ありだな。
再生環境にもよるが、「空間」が目立つんだ。
それはジョー・リノイエ自身の狙いなのかどうかは分からないが、音と音の間の空間が悪い意味で目立ってしまって曲を台無し、というと言い過ぎかもしれないが、折角の曲の良さを損ねているというのもある。
もちろん、これが悪い作用ばかりに行っている訳ではなく、「ヴォーカルの通りが良くなっている」というメリットもあるので、一概に批判はできない。
ただ、俺としては「らしさ」がなくなったことであえて批判させてもらう。

もちろん、一部で言われている「高山みなみの歌がうまくなった」というのはこれとヴォーカルのエフェクトでごまかしているため、「そのように錯覚している」人間が多い訳だが。

カップリングの「Pocket Rocket Revisited」についてはぶっちゃけ良くも悪くも同人レヴェルといったところだろう。
これくらいのセンスのものなら有名どころの同人音楽サークルの人間に任せたらこれくらいのことは簡単にできるのではないか？

まぁ、少なくともこれに1,260円も払う価値はないような気がする。
せいぜい700円くらいだろうな。