解剖学

2007年4月から

解剖実習14・実習テストのために

2007-04-23 18:13:44 | Weblog
大殿筋の支配神経は何か。下殿神経
中殿筋と小殿筋の停止部位はどこか。大転子
仙骨の前面から起こる筋は何か。梨状筋
上・下双子筋に挟まれる筋は何か。内閉鎖筋
坐骨神経は何と何に分かれるか。脛骨神経と総腓骨神経
腓腹筋とヒラメ筋を合わせて何と呼ぶか。下腿三頭筋
血管裂孔を通るものは何か。大腿動脈と大腿静脈
筋裂孔を通るものは何か。大腿神経と腸腰筋
腓骨筋群の支配神経は何か。浅腓骨神経
アキレス腱の停止部位はどこか。踵骨

広頚筋の支配神経は何か。顔面神経
胸鎖乳突筋の支配神経は何か。副神経
僧帽筋の支配神経は何か。副神経
広背筋の支配神経は何か。胸背神経
三角筋の支配神経は何か。腋窩神経
棘上筋と棘下筋の支配神経は何か。肩甲上神経
烏口腕筋の支配神経は何か。筋皮神経
上腕二頭筋の支配神経は何か。筋皮神経
上腕三頭筋の支配神経は何か。橈骨神経
円回内筋の支配神経は何か。正中神経

大伏在静脈の通る穴を何というか。伏在裂孔
鼠径管を通るものは何か。精索ないし子宮円索
鼠径靱帯はどことどこをつないでいるか。上前腸骨棘と恥骨結節
腸骨稜の前端を何と呼ぶか。上前腸骨棘
大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋を合わせて何と呼ぶか。大腿四頭筋
大腿四頭筋は膝蓋靱帯を経てどこに付くか。脛骨粗面
大腿直筋の起始はどこか。下前腸骨棘
縫工筋の起始はどこか。上前腸骨棘
半腱様筋と半膜様筋の起始はどこか。坐骨結節
大腿二頭筋の起始はどこか。短頭は大腿骨、長頭は坐骨結節

広背筋の停止部位はどこか。上腕骨の小結節稜
小胸筋の停止部位はどこか。肩甲骨の烏口突起
外側腋窩隙を通るものは何か。後上腕回旋動脈と腋窩神経
上腕骨の内側上顆の後ろを通る神経は何か。尺骨神経
小伏在神経に沿って走る神経は何か。腓腹神経
内転筋管の出口をつくるものは何か。大内転筋の腱裂孔

大十二指腸乳頭に開口するものは何か。膵管と総胆管
幽門における輪走筋層の肥厚を何と呼ぶか。幽門括約筋
椎骨動脈は何という穴を通って頭蓋腔に入るか。大後頭孔


解剖実習13のために

2007-04-23 17:03:00 | Weblog
肝臓は肝鎌状間膜によって左右の2葉に分けられる。胆嚢の横に方形葉があり、肝門を挟んで反対側に尾状葉がある。

静脈管索は胎生期の静脈管の遺残。

大・小十二指腸乳頭は十二指腸下行部にあり、大十二指腸乳頭には総胆管と膵管が、小十二指腸乳頭には副膵管が開口する。

鈎状突起は膵頭から上腸間膜動静脈を回って後ろに出る。

脾髄は脾臓の実質。赤脾髄では古い赤血球がこわされ、白脾髄ではリンパ球がつくられる。

解剖実習12のために

2007-04-19 19:50:36 | Weblog
結腸膨起は結腸ヒモによってつくられた腸壁の膨らみ。
結腸ヒモは筋層の外縦層が集まってつくられ、間膜ヒモ・大網ヒモ・自由ヒモの3本がある。
腹膜垂は結腸の表面に見られる脂肪のふさ。

輪状ヒダは小腸の粘膜面に見られる。
腸絨毛は小腸の粘膜面から全面にわたって出る小突起。
パイエル板 (集合リンパ小節)は孤立リンパ小節が多数集まったもので、回腸に多く見られ、腸間膜付着の対向面に存在する。
回盲弁は回盲口にある上下2枚の弁。大腸内容物が小腸に逆流するのを防ぐ。

噴門は胃の食道に連なる所。
幽門は胃と十二指腸との境。
胃小窩の底には胃腺が開口する。

2007-04-19 19:03:15 | Weblog
腸には小腸と大腸があり、
小腸はさらに十二指腸と空腸と回腸に分けられる。
十二指腸には腸間膜がなく、空回腸は腸間膜で吊られている。

十二指腸には胆管や膵管の開口部があり、胆汁や膵液が分泌される。
小腸の内面には輪状ヒダや腸絨毛が存在し、表面積を広げている。

大腸はさらに盲腸、結腸、直腸に分れられ、盲腸の先端には虫垂がある。

結腸は上行・横行・下行・S状結腸に分けられ、
右下から右上、右上から左上、左上から左下に走る。
縦に走る部分、つまり上行結腸と下行結腸には腸間膜が無い。

結腸表面には結腸ヒモ、腹膜垂、結腸膨起がみられ、
空回腸とは外見上、容易に区別がつく。

解剖実習11のために

2007-04-19 10:46:08 | Weblog
回盲部は回腸が盲腸に入るところ。回盲弁が内容物の逆流を防ぐ。
虫垂は盲腸の下端から出る。
マックバーネー点は臍と右上前腸骨棘を結んだ臍から2/3の位置で、虫垂炎の際に圧痛がある。

腸間膜は後腹壁から延びた2枚重ねの腹膜で、腸管の運動を制限し、血管や神経の通路となる。
結腸間膜は横行結腸とS状結腸にあるが、上行結腸と下行結腸にはない。

胃間膜のうち前胃間膜は肝臓の発生により肝鎌状間膜と小網に分かれる。後胃間膜は胃の回旋により大網となって垂れ下がり、肝鎌状間膜は肝臓を左右の2葉に分ける。
小網のうち、網嚢孔前縁の部分を肝十二指腸間膜、胃の小弯と連絡する部分を肝胃間膜という。
網嚢の入口を網嚢孔(ウィンスロー孔)といい、その前縁は小網の肝十二指腸間膜である。

総肝動脈は右胃動脈と胃十二指腸動脈を出した後に固有肝動脈となる。
小網の右縁における肥厚部を肝十二指腸間膜といい、固有肝動脈・門脈・総胆管を包む。

総胆管は肝臓から出た総肝管が胆嚢に続く胆嚢管と合流したもので、膵臓からの膵管と合流して大十二指腸乳頭に開く。

直腸子宮窩はダグラス窩とも呼ばれる。

上、下腸間膜動脈は腹大動脈の枝。
上、下腸間膜静脈は脾静脈とともに門脈をつくる。
門脈は上・下腸間膜静脈と脾静脈によってつくられる。

左・右の胃動脈は胃の小弯に沿って走る。右胃動脈は総肝動脈、左胃動脈は腹腔動脈の枝。
腹腔動脈は腹大動脈から出て左胃動脈、総肝動脈、脾動脈の3枝に分かれる。

胃十二指腸動脈は総肝動脈から出る。右胃大網動脈と前および後上膵十二指腸動脈に分かれる。

脾動脈は腹腔動脈の枝。膵枝、脾枝、左胃大網動脈などを出す。
脾静脈は門脈に注ぐ。

腹腔神経節は腹腔動脈の起始部にみられ、大・小内臓神経を通ってきた交感神経線維がニューロンをかえて腹腔内臓に分布する。