解剖学

2007年4月から

解剖実習9のために

2007-04-18 14:10:39 | Weblog
外肋間筋は吸息、内肋間筋は呼息を行う。肋間神経支配。

剣状突起は胸骨体の下端につづく軟骨性の突起。

腹直筋は恥骨から起こり第5~第7肋軟骨と剣状突起につく。或いはその逆。肋間神経支配。
腹直筋鞘は側腹筋の腱膜によってつくられる。
腱画は腹直筋の前面にあり、腹直筋鞘の前葉と癒着。
白線は側腹筋の腱膜が前腹壁の正中線で作る結合組織の紐で、剣状突起と恥骨結合上縁を結ぶ。
下腹壁動脈(外腸骨動脈の枝)と上腹壁動脈(鎖骨下動脈の枝である内胸動脈の延長)は腹直筋鞘の中で吻合する。
腹直筋鞘後葉の下縁を弓状線と呼ぶ。腹横筋の腱膜は弓状線より上では腹直筋鞘の後葉に入る。

正中臍ヒダは正中臍索を被う。 正中臍索は胎生期の尿膜管の遺物。
内側臍ヒダは臍動脈索、外側臍ヒダは下腹壁動静脈を被う。
肝鎌状間膜は肝臓を左右の2葉に分ける。内部に肝円索を含む。肝円索は胎生期の臍静脈の遺残。

大網は後胃間膜の一部。胃の大弯から起こって横行結腸につく。

胸横筋は前胸壁の後面(内面)にある。胸骨体の下半と剣状突起から起こり、第3~第6肋軟骨に停止。

肺門は肺の内側面のほぼ中央にある。肺根(肺に出入りする気管支、血管、リンパ管、神経など)が通る。
肺動静脈は肺の機能血管。気管支動脈は肺の栄養血管。
気管支は馬蹄形の軟骨をもつ。後壁は軟骨を欠く膜性壁。


1 コメント

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気管 (nakamuta003)
2007-04-19 10:42:14
気管は食道の前に位置し、左右の気管支に分かれる。
右の気管支は左に比べて太く、傾斜も急であり、
気管内の異物は右に入りやすい。
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