映画プロデューサー日記

映画人34年、日本映画の活性化をめざして映画アナリストに挑む!

夫婦で心温まった「ALWAYS-三丁目の夕日」

2005-11-21 12:05:27 | 映画作品
「ALWAYS-三丁目の夕日」★★★★★ 11月19日ワーナーマイカル新百合 21:30の回 定員238入場者85%封切8日目 女房が友達から勧められたのでさっそく二人で夫婦割引で鑑賞する。若い人から年配までの理想的な観客でほぼ満杯でした。老人夫婦を連れた家族もいた。鑑賞後の客の顔は満足感に溢れていた。 団塊世代の私としはノスタルジーに襲われて、快い情の世界に陶酔できた。 さすが白組(歴史あ . . . 本文を読む

キネ旬ムック「映画プロデューサーの基礎知識」はプロデューサー志望の必読書なり

2005-11-15 17:45:31 | 映画ビジネス
映画ビジネスの入口から出口までをキネ旬映画総合研究所・編「映画プロデューサーの基礎知識」として出版された。★★★★★ 内容とコメント 00、プロデューサーの時代の到来 *プロードバンド等の新しいコンテンツの時代が到来し、金融商品として映画への投資といっためんからも、多くの異業種が映像産業へ進出、エンターテインメントとしての企画がより求められており、まさにプロデューサーの時代が来ている。 01、 . . . 本文を読む

「エンターテイメント映画の文法」は監督を目指す人の為の本である

2005-11-10 14:22:03 | 映画ビジネス
純丘曜彰著「エンターテイメント映画の文法」★★★☆☆ “ヒットを約束する脚本からカメラワークまで” “世界市場を目指すメイキング・セオリー” の宣伝に引かれて読んでみました。 純丘氏の映画作品の分析をエイゼンシュテインスタイルでなくグリフィススタイルの視点で演出術とカメラワーク術を中心に最近作までをよく説明された本(教科書)である。 ヒットへの分析及びヒントになったかと言うと疑問である。ハリ . . . 本文を読む

「私の頭の中の消しゴム」はハリウッド脚本の手法を取り入れた完璧なエンタテイメント作品だ

2005-11-04 01:13:39 | 映画作品
「私の頭の中の消しゴム」★★★★★ 11月29日ワーナーマイカル新百合 15時25分の回定員280入場者80% 封切7日目 夫婦割引で見てきました。(一人1000円で夫婦の会話が出来るなかなか良いシステム) 作品の出来がよく単に韓流ブームの映画ではなくアジア流エンタテインメントしている。監督・脚本のイ・ジェハンはアメリカで学んだ映画作りを上手に習得して日本人を感動させた。 ソン・イェジンは潤んだ瞳 . . . 本文を読む

ドラマコンプレックス「火垂るの墓」は新しい視点の戦争ドラマだ

2005-11-04 01:06:34 | テレビ作品
11月1日NTVの「火垂るの墓」は映画「禁じられた遊び」とTV「さとうびき畑の唄」を思い出させる良質なドラマになっており、戦後60周年ドラマの中では傑作に仕上がっていた。野坂昭如原作を演出の佐藤東弥(佐藤純弥監督の息子)が母親(松島菜々子)に「戦争は終わらない、死んだら終わりだ」と言わせた。熱演した兄妹(石田法嗣、佐々木麻緒)と憎まれ役の松島菜々子の熱演を評価したい。日本テレビのドラマコンプレック . . . 本文を読む