TV放送で見逃していた「冬の運動会」をDVD(バップより6/22発売)で見た。
岡田准一の芝居を支える長谷川京子、樋口可南子、寺島しのぶ、植木等、國村隼、井川比佐志、柴田理恵らの演技もひときわ光った。
これは向田邦子原作を脚本化した田渕久美子の力によると考える。 . . . 本文を読む
7月23日のキネ旬総研主催「映画プロデューサー&クリエイター養成講座」最終回を報告します。
講義1「映画ビジネスにおける、ビデオグラムおよび放映権、その他権利の位置づけ」
(アミューズメントメディア総合学院副理事 杉原晃史氏)
パッケージビジネスの構造を念頭に、ギャガ・コミュニケーションで600本以上の洋画を買い付け、邦画製作にも関わってきた杉原氏が、二次使用(ビデオグラム)、三次使用(放映 . . . 本文を読む
「姑獲鳥(うぶめ)の夏」 ★★★☆☆
7/22 ワーナーマイカル新百合 15時20分の回 定員166入場者59名 封切7日目
長編デビュー作「無常」から「帝都物語」他、実相寺昭雄監督作品のファンであるのですが、この作品は京極夏彦ワールドの闇に憑かれたのか実相寺映画ワールド到達寸前で終わってしまった。
しかし撮影の中堀正夫さん照明の牛場賢二さん美術の池谷仙克さんコンビによる映像美の技にはあらためて . . . 本文を読む
「HINOKIO」 ★★☆☆☆
7/22 ワーナーマイカル新百合 10時40分の回(一日この回のみ)定員170入場者14名封切14日目
山崎貴さんに続いて日本が誇るVFX監督秋山貴彦さんの映画監督デビュー作品。
可愛らしいロボット「ヒノキオ」の出来具合に驚かされた。
しかしファミリーで楽しめる映画なのか?子供が楽しめる映画なのか?親が楽しめる映画なのか?
日本人の器用さからか、色々と詰め込んで無 . . . 本文を読む
7/21「逆境ナイン」 ★☆☆☆☆
渋谷・アミューズCQN 16時10分の回 定員60 入場者19名(小学生2名)封切20日目
島本和彦の劇画を映像化したチャレンジ精神は評価されるべきだ。
しかし劇画に負けじと映像テクニックの労苦とテンコ盛が反って若者の支持を得ないことになってしまった。
演出視点の問題と思われる。残念!!《映画》は難しい。
佐藤直紀の音楽は救いだ。
掘北真希は秋公開「深紅」 . . . 本文を読む
7/20「マラソン」★★★★☆
ワーナーマイカル新百合 15:50分の回 定員170入場者60%(レディスデイか?90%中年女性)封切19日目
3週間で興行が終わってしまうのは残念です。
宣伝は、韓国で大ヒット(事実、韓国では400万人以上が見ている)とか「誰もが心震える」とか「真実の感動」とかまるで涙を強要するよな映画として売って来た。
私の女房じゃないが「いい映画みたいネ、泣けるんでしょうネ . . . 本文を読む
7月16日のキネ旬総研主催「映画プロデューサー&クリエイター養成講座」第5回目を報告させていただきます。
講義1「国際共同製作」(ハーク&カンパニー代表取締役 井関惺さん)
「乱」(85/黒澤明)「スモーク」(95/ウェイン・ワン)「始皇帝暗殺」(98/チェン・カイコー)等国際製作に長けている井関さんの国際製作プロデューサーのあり方の説明があった。
問題点1、言葉 2、文化(文明) 3、ビジネ . . . 本文を読む
7/15「フライ,ダディ,フライ」★★☆☆☆
新宿文化3 6時45分の回 定員62入場者46名(女性90%) 封切7日目
日本のジェームズ・ディーン岡田准一とザ・ゾンビーズを中心に描いていればもっとはじけた内容になったし、入場者を増やせたと思う。
原作・脚本の金城一紀は良いとして、「油断大敵」で力量を見せた監督成島出は当然ながら今日的なオヤジを愛情を持って優しく丁寧に描いてしまった。
企画 . . . 本文を読む
「ツウのひと声」(朝日新聞7/1夕刊)で大高氏は「バットマン ビギンズ」「宇宙戦争」「スターウォーズ エピソード3/シスの復讐」の三作品とも娯楽大作らしからぬ“暗さ”を持ているのが特徴だ。米国の映画興行は、今年に入って前年を大きく下回り、話題作不足とDVD市場の拡大が原因であり、更にこの作品の変貌が微妙な影響を与えていく‐‐‐‐米国映画は明るくある意味楽天的な内容だからこそ観客の絶大なる支持を得て . . . 本文を読む
北海道・穂別町の映画作りで町興しをするお年寄り達が前作「田んぼdeミュージカル」に続いて自主映画「田んぼでdeファションショー」を作った。
出演者60人の平均年齢が76歳で最高年齢は85歳。
「おらんたちの晴れ着を作ろうとプロのデザイナーなどを巻き込んで田んぼでファションショーを開くまでの奮闘を描いた」40分の映画です。
小さな新聞記事を目に留めた私はどうしても見たくなり関係者と連絡を取りチラシや . . . 本文を読む
フーテン(女房が言う)になってからは家族にこれ以上迷惑をかけない為に一日一回寝る前の「納豆」と30ミリリトルの「黒麹もろみ酢」を欠かさず続けています。
ところが、昨年の夏は94歳の父(岐阜で一人住まい)の看病で1ヶ月間程「納豆」「お酢」を欠かした所為か、秋には救急車で近くの病院に運ばれ胆嚢炎(肝臓を圧迫する程に肥大化していた)で緊急手術するはめになりました。
その後は一日たりとも欠かすことがありま . . . 本文を読む
7月9日のキネ旬総研主催「映画プロデューサー&クリエイター養成講座」第4回目を報告させていただきます。
講義1「映画宣伝」(アスミックエース映画宣伝グループ執行役員 竹内伸治さん)
ヒット話題作「木更津キャッアイ」「ジョゼと虎と魚たち」「真夜中の弥次さん喜多さん」「逆境ナイン」等の宣伝を担当され映画宣伝の論客としても知られている。
邦画宣伝のスケールには①制作宣伝②配給宣伝
アスミック宣伝マン . . . 本文を読む
フリーになった自分に欠けているのは映画のマーケティング戦略と思っておりましたから
昨年、紀伊国屋の映画コーナーで目にとまったのがこの本でした。
「MOVIE MARKETING~映画宣伝の魔術~」
2003年11月 愛育社より出版
著者 ティーウ・ラック
訳者 サクラアキコ
今回再読して,あらためて感動させられました。
企画開発の段階から映画をどのように宣伝&配給&興行するか(マーケティング . . . 本文を読む
93歳になられる新藤兼人さんの乾杯で始まり、熊井啓監督、大林宣彦監督ら監督陣、脚本家、評論家他総勢100名が日比谷・松本楼に集まった。一昨年の大病を克服して元気な桂千穂さんのお姿を拝見できて嬉しかったです。映画人たちの談笑が始まり時間の経つのも忘れる程の賑わいでした。
桂千穂著「多重映画脚本家・桂千穂」はワイズ出版から発売されました。
6月25日~8月19日までラピュタ阿佐ヶ谷にて桂千穂脚本作品が . . . 本文を読む
7月6日付け朝日新聞川崎版ページで
―川崎市麻生区の主婦が5日午前10時半頃に警察官を名乗る男から「息子さんが駅で痴漢をした」などと電話があった。指定された電話番号に連絡したところ、弁護士を名乗る男から示談金200万円を振込むよう指示され、振り込んだ。―
3日前にも神奈川県での振込め詐欺の記事。
大きな詐欺グループが摘発されたにも拘わらず後を絶たない悪質な詐欺事件。
実は
私のところでもあったんで . . . 本文を読む