1月4日、5日と放送された新春ドラマスペシャル「マグロ」の暮れからの執拗な番組スポットと渡哲也ら出演者の番宣の量には感心させられました。
テレビ朝日と石原プロの腕力のドラマかと思って視ると、さすが脚本家鎌田敏夫、家族とは、父親とはの問いにきちんと応え、真摯な構成と演出で描かれた家族の絆には見ごたえがあった。父親役の渡哲也の熱演が伝わってくるし、次男役の渡邊邦門には好感を持てた。全体のキャステングバ . . . 本文を読む
「犬神家の一族」をワーナーマイカル新百合ヶ丘で観てきましたが、祭日の昼間(14:05開始)ですがファミリーでの観客が来て50%の入り。
『日本映画史上、最高のミステリー』のリメイクにしては新しい観客への魅せ方の工夫(製作、脚本、スタッフ)の情熱が感じられないのは残念だ。
巨匠市川昆監督を崇拝していますが、お歳なのか演出に粘りが感じられない。
さすがに石坂浩二だけは金田一耕助を魚を得たがごとく好演し . . . 本文を読む
今年の正月は自宅療養の為、久々に家で過ごすことになりました。
大晦日の午後、女房を誘って「硫黄島からの手紙」を観てきました。
40代ぐらいの夫婦連れが多く心ある観客が多いように見受けられました。
「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)に続いて映画しか伝えることが出来ない人間の心に潜む感情をしずかに時間を掛けてクリント・イーストウッド監督は描いている。
娯楽映画と言うよりは映画の持てる力(文学に出 . . . 本文を読む
今年の1月に購入してkら読む事が出来づに居たのですが、病院のベットで読破。
エドワード・J・エプスタイン著「ビッグ・ピクチャー ハリウッドを動かす金と権力の新論理」ハリウッドの裏事情を門外不出のデータに基づき今日までのハリウッドビジネスを暴露(解明)してきた労作であり、大変興味深く拝読する。日本の映画産業もハリウッドと同じで正確な製作原価や配収は未だに公開されていない。それは正確な数字をはじき出せ . . . 本文を読む
22日、無事?退院して自宅に戻る。「該当する病状を特定できない」との理由で「要経過観察」で自宅療養となりました。
先月16日に行われた「一瀬隆重さんの出版を祝う会」で頂いた「ハリウッドで勝て!」をベッドで読む。一瀬さんとは20年以上の付き合いで、彼の成長振りには驚き、彼の成功を心から願っていた。この本であらためて映画プロデューサーとしての「繊細かつ大胆で、勝負強さ(決断力)」の資質が以前から溢れる . . . 本文を読む
今まで映画を見れなかったので、映画鑑賞スケジュールを作っている最中、昨晩から体がだるく、僅かな背中の痛みもあり、排便に血が混じっていることもあり、今朝から自宅近くの「麻生病院」へ行きました。いつも見ていただいている内科の先生からCT及びレントゲンを受けるよう指示があり、以前罹っていた整形外科ではMRIを受け、脊髄にウイルスが進入して「第四脊椎椎体炎」と診断され緊急入院するように勧められました。
今 . . . 本文を読む
来年1月下旬公開予定の映画「魂萌え(タマモエ)!」を10月22日渋谷東急文化村のオーチャードホールで東京国際映画祭のコンペ作品として上映されたので見ることが出来ました。
ジャーナリストの「星取り表」でも大変前評判が良かったのですが、結果「OSS117カイロ、スパイの巣窟」がサクラグランプリを、最優秀監督賞は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス、最優秀主演男優賞 . . . 本文を読む
業界人に会うたびに「フラガール」は面白いと薦められていたのですが、なかなか見ることが出来ませんでした。ワーナーマイカル新百合が明日で終映とのことで本日(11月23日)慌てて見に行きました。大ヒットしてるだけあり2ヶ月経った今でも満席でした。ラストに近づくとハンカチを取り出して涙を拭うご婦人を見かけました。
ウェルメイドで確実に今の観客を見据えたヒット狙いの作品である。
李相日と羽原大介の脚本のよく . . . 本文を読む
第19東京国際映画祭のスポンサーチームのプロデューサーとして6月から活動していましたが「ブログ」を書くにはスポンサー交渉が開催日ぎりぎりまで難航しておりましたのでその進捗状況の報告と現場スタッフの内情をお伝えするには難しいことがあり出来ませんでした。
10月21日~29日までに開催も無事終了できましたが数多くの反省もあります。開催2~3週間は全員が夜中まで仕事をした状況でしたし、私は開催日から六本 . . . 本文を読む
映画「丑三つの村」の田中登(たなか・のぼる)監督が4日、急性動脈瘤乖離で死去された。秋晴れの7日、告別式に行ってきました。
日活ロマンポルノでデビュー、「実録阿部定」など独創的な映画を作られ「人妻集団暴行致死事件」では79年日本アカデミー賞優秀監督賞されています。
田中監督(ムッシュと呼ばれていた)の同期(日活演出部7期生)の故・小原監督(ファンキー)、結城プロデューサー、小沼監督の4人に私は . . . 本文を読む
ブログも久々に書き込めることになりました。
6月からスポンサーチーム担当プロデューサーとして映画祭資金集めに頑張ってきまして漸く目処もつき、一安心です。正直言って「初めての映画祭の金集め」は新聞等でも報じられているように大変でした。
雇用形態の矛盾を抱えながら映画祭のスタッフは安い賃金で半分はボランティア精神に支えられてやっています。
最近は土日も無く24時間体制で働いています。
私も皆に負けじと . . . 本文を読む
7月31日、黒澤賞受賞の市川昆監督の出席のサプライズで六本木ヒルズ49階で行われた。
90歳になられてもお元気な市川昆監督が、撮影現場から駆けつけてくださって
「黒澤賞を頂き、嬉しいです」と素直に喜ばれる姿を拝見して、500名の会場の皆さん全員が胸を打たれたと思いました。
TIFFのオフシャルサイトで詳細がご覧いただけます。
http://www.tiff-jp.net . . . 本文を読む
心も、天気も太陽の日差しを求めて、映画祭の協賛金集めに奮闘している真っ最中です。
昨日もある協賛企業を訪問したら「映画産業と映画人に頑張っていただきたいので映画際にお金を出してきたんですよ。我々も世界に向けて頑張っていますから!」
と、励ましの言葉。
感激して目頭が熱くなりました。
東京国際映画祭も昨年以上に開かれた、楽しめる映画祭にしたいと思っております。 . . . 本文を読む
6月30日から7月2日まで「おきなわシネマ&ミュージックフェっスタ2006」に事務局から派遣されて行ってきましたが、写真のごとく素敵な青空と地元の人の炊き出しと手厚いおもてなしに来年計画の「沖縄国際映画祭」の成功を予感しました。
夕張映画祭の小松澤陽一さんがプロデューサーで国際映画祭の仕掛け屋で旧知のリオネル・シュシャンさんもフランスから駆けつけ、地元のミュージシャン照屋林賢さも参加されていました . . . 本文を読む
10月21日の東京国際映画祭の初日を迎えて慌しくなってきた築地の事務局です。
コンペの作品選定準備や審査員との交渉、そして7月31日の記者会見の資料作成も着実に進んでいます。7月31日の記者会見後には公式ホームページもオープン予定です。 . . . 本文を読む