可愛いお菓子
今日は、友人の晴れ舞台を観に行きました。
小説を数人で声に出して読む「おはなし会」です。
声色を変えたり、叫び声もあり臨場感たっぷりの舞台でした。
友人は最初こそ緊張した面持ちでしたが、
お話が進むにつれ物語に引き込まれ役になりきっていました。
お題は四作品でしたが、「俊寛」が一番こころにのこりました。
歌舞伎などで有名な作品ですので内容は詳しくは書きませんが
一緒に流罪になった二人は、大赦になったのに俊寛だけは、名前がない。
その時の俊寛の心もちは、読み手の迫力と切実さともあいまって
絶望と悲しみで私の胸は痛くなりました。
この作品は松谷みよこ先生バージョンでした。
あの児童文学で有名な松谷先生とは意外でした。
調べてみると ものがたり絵本になってますね。
子どもには、難しいような気もしますが、でも日本の名作なので
知ってもらいたい。大人になって再読するきっかけになればいいですね。
倉田百三版と菊池寛版の「俊寛」では一人残された俊寛のその後が
真逆に描かれています。青空文庫でネットに公開されてます。
いずれにしてもフイクションでお話の世界なんですが
わたしは菊池寛の「俊寛」が好きですね。
悲劇的な終わり方でないので救われます。
も一つは、田辺聖子先生の楽しいお話でした。
聖子先生は生粋の大阪人なんですね。書いてる言葉も
大阪弁(関西弁)です。こんど読んでみようかな。
今日は、そうそう自転車で出かけました。
先日自転車でこけたのでちょい危なげでしたが
見上げれば青空だけど風が少し冷たい。秋がきました
ゆるやかな坂道をエッサホッサとペダルをこぎ
何とか往復ミッションコンプリート!
充実した一日となりました。(笑)