メコン圏関連ニュース・トピック

メコン圏(地域)関連に関するニュース・トピック

住友金属工業、台湾の鉄鋼大手とベトナムで合弁

2008年08月25日 | ベトナム
~住友金属工業の2008年08月22日ニュースリリース ~
http://www.sumitomometals.co.jp

ベトナムでの薄板合弁契約締結の件-中國鋼鐵との協力関係の新たな展開-

当社と中國鋼鐵股份有限公司(China Steel Corporation, 以下CSC)は、昨年末よりベトナムでの薄板合弁会社(名称:China Steel Sumikin Vietnam Joint Stock Company, 以下CSVC)の検討を進めてきましたが、本日、合弁契約を締結いたしました。

この事業は、年産約160万トンの冷延鋼板・溶融亜鉛めっき鋼板・電磁鋼板等、自動車用途を含む高級薄板製品の製造販売体制を確立し、ベトナム国内および周辺各国のお客様の需要にお応えするもので、2012年初頭の稼動を目指しています。

CSVCによる事業展開は、当社とCSCとの協力関係としては2003年の和歌山製鉄所上工程の合弁事業(東アジア連合鋼鐵)に次ぐ大規模なものであり、当社とCSCの双方の技術を活かし、質・量ともに要求度の高まるアジアのお客様のニーズに対応してまいります。

1. 社   名: China Steel Sumikin Vietnam Joint Stock Company
2. 場   所: ベトナム社会主義共和国 バリアブンタウ省 ミーサンA2工業区
3. 事   業: 熱延切板・酸洗鋼板・冷延鋼板・電磁鋼板・溶融亜鉛めっき鋼板の製造および販売
4. 生産規模: 約160万トン/年
5. 設   備: 熱延シャー・酸洗・タンデム式冷間圧延機・連続式焼鈍ライン・溶融亜鉛めっきライン・電磁鋼板製造ライン
他付帯設備
6. 投資総額: 11.5億ドル
7. 稼動時期: 2012年初頭
8. 出 資 者: 中國鋼鐵 51%
当社 30%
住友商事 5%
他 14%

<CSCの概要>
中國鋼鐵股份有限公司 China Steel Corporation
1. 本  社: 中華民国 台湾 高雄市
2. 董 事 長: 林 文淵 氏
3. 売 上 高: 2,079億 NT$ (2007年)
4. 生 産 量: 10,188千トン (2007年)

<CSVC社の所在>

<ご参考:当社とCSCの協力事業>
2003年 和歌山製鉄所上工程合弁事業(東アジア連合鋼鐵)設立
2007年 タイ 当社グループのコイルセンター(タイスミロックス社)へのCSCグループ資本参加
2008年 ベトナム CSCグループのコイルセンター(CSGT Metal Vietnam社)への当社資本参加

ベトナム航空、8月12日より新規路線「名古屋ーハノイ線」を就航

2008年08月17日 | ベトナム
ベトナム航空は、東京、大阪、福岡に次いで、新規路線として、2008年8月12日より、名古屋・中部国際空港とベトナムの首都ハノイ・ノイバイ国際空港を結ぶ直行便を週4便で運航開始。

名古屋からハノイへの飛行時間が往路5時間20分、復路4時間25分と今までよりもっぐとハノイへの渡航時間が短かくなった。


PCIをODA事業で指名停止

2008年08月16日 | Weblog
高村外相は、2008年8月15日午前の閣議後の記者会見で、ベトナムでの政府開発援助(ODA)事業を巡るベトナム高官への贈賄事件で、大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)を、外務省の内規に基づき、8月15日から24ヶ月間、ODA事業で指名停止にすると発表した。

東京地検特捜部がPCI前社長らを不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)容疑で逮捕したことを受けた措置だ。

タクシン元タイ首相、英国への亡命決意発表

2008年08月16日 | タイ政治
2006年の軍事クーデターで放逐され、2008年2月にタイに帰国したタクシン元タイ首相(59)が、2008年8月11日、声明で、「英国に住むことにした」と述べ、英国への亡命を求める決意を発表した。

元首相の弁護士によると、タクシン氏はすでに、ポチャマン夫人(52)ら家族とロンドン入りしている。自身と家族の不正疑惑に関する裁判で有罪を免れないと判断した結果とみられる。最高裁は同日、夫妻の保釈保証金を没収し、「逃亡した」として、逮捕状を発行した。

タクシン氏は声明で、自身が率いた旧与党・タイ愛国党の元議員が大量移籍した国民の力党が、2007年末の下院選で圧勝したことで、「(在任中の汚職疑惑について)潔白を証明できると思い、帰国した」と説明。だが、一連の司法手続きに「我々を排除しようとする者による不当な介入」があり、帰国後は「公平な司法の裁きを受けることができず、生命の危機にも脅かされた」と亡命の理由を明かした。

タクシン氏と家族に対しては、クーデター後の軍部主導暫定体制が、13件の不正疑惑を指摘。タクシン氏は国有地を不正取得した事件など3件で起訴された。

タクシン氏の意向をくむ連立与党は、司法機関で同氏寄りの人事異動を行うなど”司法介入”を展開。だが、2008年6月に同氏の主任弁護士らが判事に金品を贈ろうとした法廷侮辱罪で、7月に夫人らが脱税の罪で、それぞれ実刑判決を受けた。

反タクシン派「市民グループ連合」指導者の一人、ソムキアット氏は「タクシン氏は影響力を駆使しても司法を操れないと悟り、自ら幕を引いた」と指摘。”亡命”は、タクシン氏の事実上の政界引退宣言ともいえる。

英国がタクシン氏の亡命を受け入れるかどうかは不明だが、クーデター後と同様に同氏が滞在できる可能性があるとみられる。一方、タイ政府は、英国との協定により身柄の引き渡しを求めることができるが、方針を明らかにしていない。

今後、農村部のタクシン氏人気に依存してきた最大与党の国民の力党が求心力を失うのは必至で、政界再編が一気に進むとみられる。タクシン氏の元側近は、「タクシン派は分裂し、国民の力党は解党される」との見通しを示し、解散総選挙の可能性を示唆した。

   -2008年8月12日(火曜)読売新聞記事よりー

ベトナム北部で大雨

2008年08月16日 | ベトナム
ベトナム北部で、(2008年)8月8日以降、台風の影響による大雨で地滑りや洪水が相次ぎ、ベトナム当局は、8月11日、これまでに98人が死亡、48人が行方不明となっていることを明らかにした。

道路が寸断され、首都ハノイとラオカイ県を結ぶ鉄道も復旧の見通しが立っていないという。

タイのタクシン元首相のミャンマー軍事政権への不正融資疑惑審理

2008年08月02日 | タイ社会
タイ最高裁判所は、2008年7月30日、タクシン元首相が在任中、一族が所有する通信会社の衛星通信サービスをミャンマー軍事政権に購入させる目的で、ミャンマー軍政に不透明な貸付を行ったとする資産調査委員会の訴えを受理し、審理開始を決めた。

クーデターで一時追放されたタクシン氏に対する審判は、隣国ミャンマーをも巻き込む事態に発展した。今後、ミャンマー軍政は、貸付契約の内容開示などを求められるが、対応するかどうかは不明。

タイのタクシン元首相の妻、脱税で実刑判決

2008年08月02日 | タイ政治
タイの刑事裁判所は、2008年7月31日、約5憶4600万バーツ(約18億円)の脱税に問われたタクシン元首相(59)の妻、ポチャマン夫人(52)に対し、禁固3年の実刑判決を言い渡した。

タクシン氏とその一族に関する一連の裁判で有罪の判断が下されたのは初めて。今後予定される同氏自身の審判にも影響しそうだ。

判決では、共謀した夫人の義兄が禁固3年、夫人の私設秘書が同2年の判決を受けた。3人ともそれぞれ500万バーツ(約1700万円)の保釈保証金を支払い、同日保釈された。いずれも控訴する方針。法廷にはタクシン氏も姿を見せたが、厳しい判決に表情を曇らせ、無言で立ち去った。

判決などによると、夫人は1997年、タクシン氏一族が所有する通信会社の株(約7億4000万バーツ相当)を義兄に「誕生祝い」として贈った。その後、タクシン氏を軍事クーデターで追放した軍部の資産調査委員会が調査、これを譲渡とみなし、脱税にあたると判断した。

     -2008年8月1日、読売新聞記事 -