義理堅い奴

今日…というより、昨日、昨年横浜の現場で世話になった大工の棟梁が来阪してくれた。
彼は千葉県在住の工務店の親方で、何かの縁があり、うちの現場で出会った。

そりゃ～仕事ぶりはたいした奴で、うちの若い衆にもええ刺激になった。
うちの若い衆にも、惜しみ無く己の技や、現場の在り方等々、いろんな意味で良い手本となってくれた。

今回の地震では、彼の地元、千葉県も相当の被害があったと聞く。
テレビやマスコミで取り上げられることは、岩手・福島地方に比べると、かなりすけないらしい。
彼もわしと同じ仕事で、家屋の復旧工事は、震災翌日から早々に依頼があったような

そんなとき、資材不足、建材不足で、わしに連絡があった。
社長、材料をなんとかして欲しい。
先んず、雨風を防ぐだけの仕事をしてあげたいんですっていうてきた。

わしも奴には義理がある、でけることはするから、待っとけっていうてから、必死で材料集めに翻弄したよ。

そんなことに恩義を感じてくれて、わざわざ来てくれたんや。
こんな温かい奴と仕事を一緒にできたことへ、わしも感謝
嬉しくなって、現場のメンバーの皆さん呼んで騒きました
こんな義理堅い奴は
楽しい一夜を過ごしたのだった