「学校が教えないほんとうの政治の話 」
(斎藤美奈子著:ちくまプリマー新書)
前から一度読みたかった斎藤美奈子さんの最新著、偶然に本屋で見かけて購入しました。
野球になぞらえて、「ひいきの政治チーム」を読者に考えてもらうための実践的政治入門書。するどい切り口と表現、歴史的な経過もたどることができる中身。新聞のコラムで読んでいた斎藤さんと長く会話ができたようで、とてもよかったです。
「政治を考えるのに中立はない」、「メディアの役目は中立公正、不偏不党ではなく権力の監視」。それがもっと常識になる必要がありますね。政治に対する怒りは、「何でこんな目にあうの」「あの人が何でこんな境遇に置かれているの」という私憤・義憤から始まるという指摘は、その通りだと思います。そんな材料は周りにたくさんあり、そのことを多くの人に伝えていくことが必要ですね。常に自分の立ち位置を、しっかり確認していきたいと思います。
おすすめの一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4480689664
