浮游社の『崎戸』本・Ⅰ・Ⅱ & 浮游庵通信 

炭鉱に生きた人々を、国家が遺棄した時代を記録し、記憶する。
1968年、「一に高島、二に端島、三で崎戸の鬼ヶ島」

長崎新聞(今年2018年4月8日付)読書欄の書評から・・・森永玲さんの署名記事

2018年06月13日 19時03分20秒 | 記録

新刊◎うち、おい達の『崎戸』という時代◎案内  

長崎新聞 (201848日付) の書評(森永玲さんの署名記事) 

 往時の姿 後世に。 ~崎戸炭鉱の閉山から50年。崎戸島で暮らした一家の主が往時の街の様子を撮影した写真があり、69歳になった息子が回想記を付けた。解説の前川雅夫氏によれば、崎戸炭鉱は「日本一の機械化・大炭鉱」で、1907年から1968年までの約60年、常に数千人が働き、家族が暮らしていた。そんな島の姿を後世に伝える労作。街を一望する4㌻にわたるパノラマ写真は史料的価値がある。年表にも力が注がれている。

 森永玲氏は、結核の先駆的研究者でありながら戦争の時代に公然と反軍を唱え時代の霧と消えた医師である「末永敏事」の人生を掘り起こし、長崎新聞で78回に亘って連載し、2017年7月に「反戦主義者なる事通告申上げます」のタイトルで上梓した。これにより、第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞した。

 

 

 崎戸炭鉱の閉山から50年!の3月26日発行

写真・中西務(炭鉱病院勤務)/文・中西徹/☆跋・前川雅夫

崎戸炭鉱(夜景)他/一坑中心部のパノラマ写真/砿業所一・二坑坑外図/崎戸町鳥瞰図など、 

戦後最盛期~閉山前後40年の記録写真と文★年表(1886~2018) 

◎発掘【写真と資料】・炭鉱病院の准看護婦養成所。

☯付録有 B5判横、写真・地図18頁、総128頁。

定価2125円(本体1968円+税)

 

発行所   図書出版 浮游社(代表 響トオル)

〶 543-0031 大阪市天王寺区石が辻町12-37-501 

電話・FAX06‐4303‐5237  tohru@able.ocn.ne.jp    

 

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