浮游社の『崎戸』本・Ⅰ・Ⅱ & 浮游庵通信 

炭鉱に生きた人々を、国家が遺棄した時代を記録し、記憶する。
1968年、「一に高島、二に端島、三で崎戸の鬼ヶ島」

一に高島、二に端島、三で崎戸の鬼ヶ島

2019年11月01日 09時34分31秒 | 記録

浮游社の新刊ご案内

2019年10月31日発行★

 

《一に高島、二に端島、三で崎戸の鬼ヶ島》

  『崎戸』本・Ⅱ/ 崎戸アンソロジー

 

海底炭鉱の町と日本の近現代史を記憶、継承するための一冊

高島、端島(軍艦島)、崎戸をはじめ西海の角力灘に点在した海底炭鉱から、

佐世保、長崎、大牟田(三池)、筑豊を経て、さらに済州島、対馬海峡、朝鮮半島南部を鳥瞰し、

今日においても大日本帝国による植民地支配(強制徴用・強制労働)の証拠を残す

軍艦島、崎戸、佐世保、長崎、三池、筑豊などの近現代史を記録とともに、

明治に始まる富国強兵・殖産興業の国策で続いた朝鮮・中国等の国々への侵略戦争がもたらしたこと、

その近現代史と、

さらに「戦争放棄、戦力の不保持」を宣言した世界唯一の平和憲法を、

守るべき人々が自ら踏みにじった戦後史を記憶し、次代に継承する一冊です。

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石牟礼道子、井上光晴、井上郁子、上野英信、岡 正治、高實康稔、矢動丸廣(以上、故人)

各氏の歴史に残る名著作の再録に加え、

作家の井上荒野氏をはじめ、

綾井 健、岩垂 弘、上野 朱、浦口俊郎、近藤一郎、近藤雄二、柴田利明、島すなみ(池内靖子)、李明淑、の各氏と

編者の中西 徹が《一に高島、二に端島、三で崎戸の鬼ヶ島》の体験・学びから書き残した新著作と、

近現代史の歴史事実を証言する資料等も山盛りで収録。

さらに、強制収用という行政手法に批判が集まる長崎県川棚町の石木ダム問題で、

〈19日佐世保市民の会〉代表・宮野由美子氏が「平和も水も自分たちの命の問題だ」と語るインタビューを収録。 

崎戸炭鉱最盛期の写真(一坑の中心部をパノラマ撮影で記録)のほか、

昭和20年後半から30年代半ば頃の崎戸・海・佐世保の残影23点も収録しています。     

定価(本体2,000円+消費税)

 

                  図書出版・浮游社

〒543-0031 大阪市天王寺区石が辻町12-37-501 ☎・FAX 06-4303-5237  tohru@able.ocn.ne.jp

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書店では、地方小出版流通センター扱いの本と、お申し添え下さい。

 

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(好評既刊★2018年3月発行)

『崎戸』本・Ⅰ《うち、おい達の『崎戸』という時代》

定価(本体1,968円+消費税)

 

~(崎戸炭鉱の)島の姿を後世に伝える労作。町を一望するパノラマ写真は史料的価値がある。

年表にも力が注がれている~      長崎新聞(201848日付、森永玲さんの書評より)


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石木ダムを断念させる全国集会》に参加しよう!!

11月17日(日曜日)午後1時

川棚町公会堂(JR大村線川棚駅から徒歩5分)

詳細は、WEBサイトをごらんください。とりあえず、川棚町公会堂に行こう!