ポンコツ美容師の「訪問美容」漫遊記

神戸で10年のキャリアを持つポンコツ美容師が始めた訪問美容。その活動を赤裸々に綴った漫遊記です(笑)

【ぼくとじいちゃんNo.4】

2009年02月01日 | ボクじい
こんにちは、お久しぶりです。
正月の昼間にに宮川大助、花子の漫才を見て
「夫婦愛が見えた気がする!」と言いながら号泣していた、と姉に言われ、
無かった記憶が少しずつ出てくることに恐怖を感じているCOBAです。

さて今回は【ぼくとじいちゃん】続編です。

前回はじいちゃんが指をギブスでかためられ、帰宅した所までお話しましたが
(前回のNo3参照)

その後のお話です。



無事に介護認定も終わり、ギブスが取れたじいちゃん、しかし
中指脱臼の代償は大きすぎるものでした・・・

「暖房はどなしてつけるんやった?」
「テレビがつかへんねやけど・・・」
「電子レンジはどなして使うんや?」

今まで普通に出来ていた事を全て忘れてしまっていたのです。

ここで明らかにおかしい感じで接してしまうと、現状が悪化してしまうと思い、
常に普通を装って行動する事により、多少は回復しましたが、まだ完治とまではいっていません・・・


ここで気付いたことがあるのですが、
周りの人間が要介護者の事をあきらめてしまうと、要介護者はすぐにダメになってしまうと言う事。

話し方や表情で要介護者を回復から諦めさせる事はいくらでもできてしまう事です。

ここで家族会議を行い、ルールを設けました。

「じいさんを認知扱いしない」
「じいさんが出来ることは仕方が無いからやったろか的な方向に持って行きやって もらう」
「じいさんのそそうは基本的に気付かないふりをし、その事例についてのサポートを 強化する」

そうこうしていて、時間が経ち、
今は初めは行けなかったトイレにも行ける様になり、
ご飯も自分で炊けるようになって来ました。
最近では庭の掃除お少ししているようです。

ただまだ心の奥底ではこんなはずじゃない!と言う悔しさがあるらしく
イライラする事も少なくなさそうです。

そんな中仕事から帰ると、
「わしもう病院に入院して身の回りの世話全部してもらいたい!」
「もう何もかも面倒やわ!」

と一言・・・
僕はこらアカン傾向や、と思いながら次の手を打ちました・・・・・

そのお話はまた次回に。

http://myu2008kobe.ongaeshi.biz/

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3 コメント

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Unknown (mikity.sugar)
2009-02-04 01:39:09
おじいさま少し投げやりになってきてしまったんですね。ただの脱臼かと思いきや、おじいさま自身が自分の変化に一番ショックを受けておられるのかもしれませんね。続きが気になります…
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それはそれは・・・・ (COBA)
2009-02-04 15:20:03
レスありがとうございます。

目で見て解る落ち込みっぷりなんで今は笑わす事に専念しとります。

またアップしますのでご助言いただければ幸いです。

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Unknown (金髪ブタ野郎)
2009-02-05 15:17:40
ボクオジのファンの一人です。手が空いた時に読ましてもらいました。気になりさかのぼって読みました。大変ですがYOUチャンも頑張って下さい。続きを待ってます。
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