my little cat (ねこの毛で出来たあみぐるみ)

猫ちゃんの抜け毛を毛糸に紡いであみぐるみを作っています💛
マフラーや小物なども…
作成時のメモのようなページ

ルーシェぐるみ

2024-01-23 19:00:00 | アビシニアン

 ルーシェちゃんの毛が届きました。

毛を目視で確認しましたところ 少し毛が短めに感じましたので、少々 毛をピックアップし長さをチェックしてみました。



こちらがピックアップし、長さを測っているのですが、3cmに満たないかなぁ…と…

毛が短いと、毛糸にする際 捻っても絡み合う部分が少ない為 毛糸になり難い場合があるのと、毛糸に出来たとしても絡み合ってる部分が少ない為に毛糸が切れやすいという場合があります。

とても気になりましたので、ほんの少しだけ(5g程度)取り出して ルーシェちゃんの毛 単独で紡げるものか、チェックしてみますね。



それと、現在5gのチェック用の毛のみ 取り出して洗毛しています。
お写真にもありますが、皮脂が結構出るようで、一度の洗毛では取りきれない可能性がありますので、再度(2回目)洗毛します。
※ある程度、皮脂などは洗い流さなければならない為

単独で紡げるかの チェックは、洗毛後になります。




[サンプルで紡いだ毛糸]

5g程の毛を 2度洗毛したのち、毛糸に紡いでみました。
短いけれど、単独で紡げないことはないけれど、たまに出てくる、すごく短い毛の部分でスルリと切れてしまうことがある。


(たまに、毛糸の結び目がある)

今まで作成した 短毛猫ちゃんの場合も同じようなこともあったけど、あみぐるみとなってからは 意外としっかりとしたあみぐるみにはなったので、ルーシェちゃんの場合も大丈夫かな~?とも思えますが…

あみぐるみを作成する時に、再度 獣毛を混ぜるべきかよく考えたいと思っています。
※出来るだけルーシェちゃんの毛のみで作りたいと考えています。

毛のさわり心地については、パリパリ感があり、硬めの毛です。


※これはまだ本作業ではありません。



 

 [洗毛-本作業]

ルーシェちゃんの、毛を洗毛しています。

全体的に毛の量は62g程あります。
これ以外に 以前お試しで紡いだ毛糸5gがあります。




[いろいろと考えてみる]

ルーシェ君の毛を紡ぐにあたって、紡ぐ前に色々と慎重に考えなければならないことがあり、考えています。

以前、お試しで少しだけ ルーシェ君の毛を紡いでいますが、その時に心配だったことがいくつかありました。

紡ぐことは紡げる、毛糸にすることも出来るのですが、毛が全体的に短いため 毛と毛の繋がり部分も短い間為、紡いでいる最中に 紐状にしてもスルリと切れたり プチンと切れたりで、順調に紡いでいけない。

↓の写真は 紡いでいると たまに糸がスルリと切れてしまうため、長細い毛束が出来る。
(これは後でまたカーデングする)


また猫ちゃん(短毛)の毛の特徴として、毛がストレートで捻っても元の形に戻ろうとする。
捻れて絡みあって糸になると言うより、毛と毛が刺さりあって繋がっている感じなので、引く力に弱い。

毛糸にはなるのですが、あみぐるみを編む(作る)際、毛糸が切れやすいかな…と言う心配があります。

毛が短い場合、毛糸がどうしても太めになってしまいます。部分的に細い部分があると紡いでいる際に 毛糸が弱くプチンと切れてしまいます。

また毛糸が太くなると、それだけ全体的な毛糸の長さが短くなってしまう為、多めに毛糸が必要になります。

毛糸が太くなると、毛糸も硬めになります。
そのため あみぐるみが編みづらくなります。
編みづらくならないように、出来るだけ太くならないよう、硬くならないよう、太くなりすぎないように紡ぐのですが、細くなると上で説明したように紡いでいる最中にプチンと切れます。

そんな感じで どうしようかな~と色々と今考えている最中です。




[お試しで混紡]

つなぎ 部分が短い為、少し獣毛を混ぜて紡ぐと、色んな心配な点が クリア出来るのではないかと考え、とりあえずお試しで、獣毛を混ぜて紡いでみました。

お試しですのであまり沢山の毛は使用出来ませんので、ルーシェ毛 1gでサンプル毛糸作ってみました。


獣毛は、色が近いもの、ルーシェ毛と相性のいいもの、心配な点が少しでもクリアされるもの。

そこで、使用(キャメル)を使用してみることにしました。
濃い色と薄い色 2色 使用。



左上の2色です。
左上2色を混ぜたものが右上。
下は、ルーシェ毛。

右上の獣毛(キャメル2色混ぜたもの)とルーシェ毛を、混毛してみます。



すると上の写真のようになりました。
左はルーシェ毛 、 右はルーシェ毛と獣毛(キャメル混2毛)を混ぜたもの。

獣毛の量を出来るだけ少なくしたので、見た感じはあまり変わらないと思います。

そして、この混毛を紡いでみましたところ下のような毛糸になりました。



撮影時ライトの関係で分かりにくいので、フラッシュつけた状態で、右向き左向きなどて撮影したものが、下。



巻きの少ないほうがルーシェ毛の毛糸。
巻きの多いほうが混紡毛糸です。

毛糸もあまり変わらないかな?と思いますがどうでしょう。

見た目はあまり変わらない感じですが、では あみぐるみを作成する上での 心配点 問題点への影響は?

それは、かなり紡ぎやすくなった。紡ぐ際 一度もプチンやスルリと毛糸が切れることなく紡げた。
太くなりすぎず紡げる。
若干ですが毛糸が柔らかくなったようで、編む時も少し編みやすく、若干擦れにも強くなったように思う。


そんなわけで御座いまして、獣毛を少し混紡したほうが良いかな…と感じています。

獣毛を混ぜる割合(量)ですが、
ルーシェ毛(4) 対 獣毛(1)
4対1の割合で混ぜられれば…と思っています。



[ルーシェ君の毛(カーディング1)]

洗毛した毛を梳かしています。

ルーシェ君の毛(カーディング1)

 

1.ルーシェ毛を梳かす  今ここ
2.獣毛(キャメル2色をブレンド)梳かす
3.ルーシェ毛と獣毛をブレンド


 

[獣毛 ブレンド]

獣毛は 10g (濃6g+薄4g)使います。
ルーシェ毛 とブレンド前の下準備。

まず獣毛 それぞれ小分け。


*メモ*
[獣毛]
濃 6g÷16等分=0.375g (量り分け)
薄 4g÷16等分=0.25g (量り分け)

[獣毛]
A 濃 0.375g→2等分(手分け)
B 薄 0.25g →2等分(手分け)

A濃+B薄 →ブレンド(手ブレンド→ブラシブレンド) AB32等分 → AB16等分



[ルーシェ毛]
40g÷16等分=2.5g (量り分け)

C ルーシェ毛2.5g→2等分(手分け) 全32等分
D AB16等分→2等分(手分け) 全32等分


CDブレンド (手ブレンド →ブラシブレンド)

ここまでで出来たAB獣毛&ルーシェ毛 32個
32→16→8 →のような感じで カーディング。

*メモ以上*

小分けするのは、獣毛とルーシェ毛が均等にムラなく混ざるように。

 

以前サンプルとして紡いだルーシェ毛の毛糸も一度毛に戻して
あみぐるみ用の毛として利用します。(5gではなく2.5g弱でした)

なんだか意味がよく分からないですよね…

ルーシェ毛と獣毛 混毛 1/16→1/4→1/16
(時間が長いので2倍速にしています)


[獣毛 ブレンド]

獣毛は必要最低限しか混毛していないので、ものすごく紡ぎ易くなったと言うわけではなく
紡ぎにくい毛が集中している場所などでは、いまだプチン!!と切れることもあり
慎重に紡いでいます。
それでもルーシェ毛のみの時よりも、扱い易くなりました。

ルーシェ君 紡ぎ中



仕上がった毛糸

※右下は 短い毛や毛糸に適さない毛などが作業中に落ちます。
これは一部ですが、カーディングや紡ぎの際このような毛が沢山落ちます。
再度 全体の毛の中に混ぜ戻しますが、ある程度は落ちてしまいます。



ルーシェぐるみ完成しました。



猫ぐるみ 難しいです。
まず毛糸が思うような毛糸になかなかならない と言うこと。

必要最低限の獣毛の使用ですので、編む毛糸はやはり硬め。
そして短い毛 硬い毛が入っているので、何度か擦れると毛糸が切れやすくなったり 切れたりします。

ですので、ほどいたり 編み直したりが 殆ど出来ません。

編むことも、針を入れることも かなり慎重に行うことになります。

なにはともあれ、なんとか ルーシェぐるみ完成しました。

デザイン的には お座りポーズです。
ご注文では、目は 黒目で良い を選ばれていましたが、黒目ですと 少し犬寄りな雰囲気にも見えたのでカラーの目を使用。
しかしながら、目の位置・目のサイズ・色 などとても悩みました。
たぶん目だけで3日は悩んだかな・・・
目は市販のアイを利用していますが、なかなか思うようなアイが無く最終的には こちらの目が一番しっくりきたので、こちらの目を利用しました。
 今後は自作アイを作れるようになりたいなぁ・・・とつくづく感じました

お髭は、付ける場合 付けない場合がありますが、ルーシェぐるみにお髭は付けていません。
一緒に寝てくださったりするとのことですし、もしかして頬ずりして下さったりしたら、お髭が邪魔になるかな・・と思いました。
本猫さまのお髭だったら付けたかもしれませんが、本猫さまのお髭が無い場合はフェイクの素材でお髭は代用することや、飾るだけの場合と違い取れやすいかもしれませんので付けていません。

毛糸になるまでの下準備は大変でしたが、あみぐるみが完成してみるとカチッとした なんだかとても綺麗な あみぐるみとなりました。

毛糸がとても綺麗です


(2017-05-11 18:33:33)
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まりもぐるみ(ハチワレmix猫さん)

2017-07-14 21:25:04 | ミックス・ハーフ

[カーディング(まりもちゃん)]

まりもちゃんの毛
黒系は25g程
白系は3g程

黒系の毛糸は足りると思いますが、白系の毛糸が3gでほとんど毛糸にならない程の量です。
白系の毛糸は羊毛などの獣毛を使用しないと難しいかな~と思います。


カーディング(紡ぎやすいようにフワフワにとかす)中
数ミリの毛もあるようで、短い毛は毛糸としては繋がらないので、作業工程で落ちます。

 

まりもちゃんカーディング中
まりもちゃん(ハチワレ 猫)抜け毛をカーディング中  


 

[問題が…]

まりもちゃんの 抜け毛を まずお試しで(紡ぎ具合や、毛糸の長さを計算するため)5gほど紡いでみたのですが。

短い毛があるなぁ~とは思っていたのですが、紡ぎ始めると 短い毛が異常に落ちるのです。

ひょっとして…
短すぎるカット毛が混ざっていたのかも?!

毛糸には紡げるものの 短い毛が邪魔をしてとてもつむぎにくい為、とりあえず取り除けるだけの短い毛はカーディングで落とすことにしました。

手やカーダー(ブラシ)にびっしりと数ミリの毛が付いています。





数ミリの毛が沢山なので、たぶんカット毛も混ざっていたのだと思われます。

カーダーの底に残った短い毛を一回一回 掃除機で排除しながら、何度か カーディングして短い毛をある程度取り除いていきます。

お試しで紡いだ毛糸はこんな感じ。
3回程カーディングしていますが、完全には短い毛は取り除けていません。



毛糸になっても、まだ少し短い毛が落ちます。


 

[毛糸]

最後の最後まで 短いカット毛が沢山落ちましたが、なんとか毛糸が仕上がりました。

短い毛が入っていると紡いでいるとプチンと切れてしまうことがあります。
何度かプチンとなりましたので、横に切れた単糸のなりかけが数本あります。
これもまた紡ぎます。




こちらは白毛です。
足りませんので、羊毛も使用します。
真っ白なのが羊毛のみ。
グレーっぽいのは、まりも白毛と羊毛を混毛して紡いだ毛糸です。
こちらも、短いカット毛が混ざっていましたので、ある程度排除しました。




そして、黒系 白系 毛糸仕上がりました。


今回 短いカット毛を排除するため、数回 追加でカーディングしました。

 

[まりもぐるみ完成]

その後も あみぐるみを編んでいる時も 次から次に短いカット毛が落ちました。
最後の最後まで 落ち続けていましたので、グラムもかなり減ったのではないかと思います。

最後はお髭も付けて完成です。



目の色も まりもちゃんに近い色にしてみました。

 


 
[アロマちゃんの毛カーディング]
あろまちゃんの毛をカーディング(紡ぎ易いように梳かす)しています。
あろまちゃんカーディング中(2倍速)

[あろまちゃん毛糸]

更新の間が空きましたが、その後デザインについて考えていました。

毛糸に紡ぐ予定でしたが、その前に形を考え 形がある程度 イメージ出来てから、毛糸を紡いでいたので、毛糸写真アップが遅くなりました。



毛糸で心配だったのが白毛が少ないこと。
白毛 アイボリー毛の量がアンバランスであった為、どうしようか迷ったけれど、白毛を出来るだけ細く毛糸に紡ぎ、白毛に合わせるような形であみぐるみを作成することにしました。
(逆に全体的にこれより太い毛糸に紡ぐと アイボリー系の毛糸も足りない感じもあった為。)

ほんとに白毛はギリギリだったのですが、なんとか羊毛など使用せず、あろまぐるみ完成です。

あろまぐるみのサイズも若干小さめをご希望されていたこともあったので、その方法を選びました。



お座りポーズ

[2017-07-14 09:25:04]

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